この記事では、
- 「副業って本当に本業に活かせるの?」
- 「副業をやっているけれど、どのように本業に活かしたらいいのかわからない」
という方に向けて、
- 副業を本業に活かした実例
- 副業を本業に活かすための2ステップ
について、自分も同じように不安になったり挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 副業を本業に活かすとは?自分の実例をお伝えします。

副業を始めるまでは、どのようにして本業に活かせるのか、イメージが湧きにくいですよね。
実際に副業をすることで、「こうやって活かしたよ!」
「副業をしておくことで、偶然その学びを活かす機会が訪れたよ!」
というリアルな体験談をお伝えしますね。
①副業で使ったツールを本業で使うことになった
これからの時代は、働く中で様々なITツールを利用していくことになります。
その際に、ITツールを使うのに苦戦していては、本来達成したい目的の実現から遠のいてしまいます。
そのため、新たなITツールに触れておく機会をつくることや、
本業では自分が触れることのなかったITツールに触れる機会をつくるという面でも副業はとても有効です。
副業で使用していたツールを以下にまとめてみました。
- グループウェア:Google
- コミュニケーション:Slack
- MTG:Slackのハドル機能(社内)、Google Meet(社外)
- 情報の集約:Notion
- 契約:クラウドサイン
- 採用管理:Talentio
- デザイン:Figma
Talentioに関しては、導入から運用まで行いました。
では、本業でこれまで使っていたツールをお伝えします。
- グループウェア:Microsoft
- コミュニケーション:Microsoft Teams
- MTG:Microsoft Teams
- 情報の集約:SharePoint
- 契約:自分が利用することは特になし
- 顧客管理:Salesforce
このように、本業では全然違うツールを使って働いていましたが、
本業の会社で業務委託の人とコミュニケーションをすることになり、以下のツールを使うことになりました。
- グループウェア:Google
- コミュニケーション:Slack
- MTG:Google Meet
- 情報の集約:Notion
- デザイン:Figma
これらのツールは全て副業で使っていたものとなるので、
新規のツールに戸惑うことなく、スムーズに仕事を進めることに繋がりました。
②副業で違う職種を経験をすることで、本業のサービス企画に活かすことができた
本業とは違う職種でも、近しいスキルを求められる職種を任せてもらえることがあります。
キャリアの幅を広げるという点で、本業として別の職種に変える選択もありますが、
副業で本業とは別の職種を経験することで、今の本業の職種に活かすこともできます。
これまで自分は本業では、営業をしていました。
しかし、副業では人事(採用)をすることで、
「人事はこんな風に仕事をしているのか」というリアルな働き方を知ることができたため、
営業から企画職に異動した際にも、人事の働き方のリアルな課題をもとにしたサービス企画をすることができました。
③本業の営業のときに、副業をしていた会社に同じように関わっている人と出会えた
世間は狭いもので、意外と近くに共通の友人がいるものです。
副業でも同じように、実はどこかで繋がっていたということがこれから先のキャリアの中で出てくるでしょう。
自分の場合は、本業で営業をしていると、
取引先の部長が、自分が副業していた企業に現在、支援で参画しているということがありました。
そんな共通点があることから、仕事の話もはずみ、自分の会社と契約に向けてお打ち合わせを進めています。
2. 副業を本業に活かすためのポイント

ただ闇雲に副業をやるだけでは、本業に活かすのは難しい可能性があります。
本業に活かすためのポイントを2つに絞ってお伝えしますね。
STEP1:適切な副業を選択する
副業をやるにしても、Uber Eatsやシール貼りのような、ただ時間を切り売りするものだと、
本業に活かすための知識や経験を得るのは難しいと思います。
そのため、本業に活かせるような副業の選び方をすることも1つのポイントです。
本業に活かしやすい副業の考え方として、以下のような考え方も参考にしてみてください。
本業と同じ業界・業種にすることで、本業の知識や経験を活かすことができるので、
新たな職種や経験だとしても、イメージがしやすく少ない抵抗感で始められます。
例えば、IT業界の営業であれば、IT業界の企画職に挑戦してみたり、
Webデザイナーであれば、Webマーケティングに挑戦してみるようなイメージです。
また、本業にも近しい側面があることから、学んだ知識や得た経験をすぐに本業に活かしやすいです。
違う業界・業種の考え方を取り入れることで、新たな気付きや学びが促進されます。
例えば、人材業界の営業であれば、他の業界のリアルな働き方や事業構造を知ることで、
より求人企業や求職者にとって、解像度の高い提案ができるようになるでしょう。
それでお伝えすると、時間の切り売りとなるUber Eatsやタイミーなどのサービスも、
実際の現場を知ることや、案件獲得から実際の勤務に至るまでの手続きを学ぶという観点で、利用するのであれば、
本業とは違う業界・業種だとしても、新たな気付きを得ることができるかもしれません。
1つ注意点としては、本業とは違う業界・業種を選ぶことで、
新たな業界・業種のキャッチアップに労力がかかりすぎて、本業が疎かになってしまう可能性もあるため、
自分が副業に費やすことができる時間を考慮しながら、余裕を持たせて進めていくことをおススメします。
STEP2:「本業に活かす」ことを意識して副業に取り組む
副業の中で、学んだことや経験したことは、いつでも引き出せるように自分のわかる形で整理しておきましょう。
自分の場合は、Notionに副業の学びをまとめていました。
本業で「あれ?これ副業でも同じようなことやった気がする」という場合に、
Notionを振り返ることで、副業で得た知識をいつでも引き出せるようになります。
その他にも、本業で活かすことを常に意識するためのポイントとして、
すぐに実践できるいくつかの方法をお伝えします。
副業で人と関わることがあった場合には、副業に関する会話の延長線上で、
本業で必要とする情報についても、聞いてみることをおススメします。
関係性ができてくると、業務としての関わりだけでなく、人としての興味関心も出てくるため、
過去の経歴やどんな思いで今の仕事に携わっているのかについて、
MTGの延長線や1on1、飲み会などの機会で聞けるようになってきます。
自分から聞けなくても、周りから聞かれることがあれば、
自分の回答と合わせて相手にも同じ質問をしてみると良いと思います。
そのような関係性を作っていくことにより、本業やプライベートのことを相談したり、
周囲はどうしているのかについて情報交換をしたり出来るようになります。
私の場合は、本業でさまざまな企業の働き方を知る必要があったので、
「これまでどんな働き方をされてきたんですか?」「異動したきっかけはなんだったんですか?」など、
キャリア形成と紐づけて、その人の勤めてきた企業の働き方を聞き出していました。
事業ごとに存在するバリューチェーンに注目してみましょう。
例えば、アプリケーションを開発する企業であれば、以下のような流れになると思います。
- ①エンジニアを採用する
- ②アプリを開発する
- ③アプリを提供し、収入を得る
では、製造業の場合はどうでしょうか?
- ①部品を仕入れる
- ②部品を加工する
- ③完成した製品を販売し、収入を得る
このような流れの中で、
例えば、IT企業でアプリ開発をしているのであれば、1からアプリを作るのではなく、
製造業で言う「部品」となる要素を仕入れることで、開発工数や要件定義の時間を削減できないか?というように、
本業の事業や業務内容に当てはめて、副業のこの業界ではどうしているのだろうか?という部分に
着目していくことで、本業に応用をしていくことが可能になると思います。
私の場合は、本業が営業職だったこともあり、副業でどのように顧客を獲得しているのかについては、
業界の特徴などを理解することで、新たな切り口での顧客開拓を試みることをしていました。
3つ目はシンプルですが、学んだことをすぐに本業でも取り入れてみるということです。
本当に小さなことでもいいので、「人に物事を伝える時は、3つにまとめよう」や
「MTGのときはこの形式で議事録をまとめよう」など、気が付いたことがあれば、
早速次の日から実践してみてください。
私の場合は、前述した「伝え方」や「MTGのファシリテートの仕方」、
「Googleスプレッドシートのキレイな使い方、関数」、「外部との交渉の仕方」、「契約締結の進め方」など
多岐に渡って、副業で日々学んだことを本業でも実践していました。
3. 最後に
副業を本業に活かすためのポイントについてまとめると
- 適切な副業を選択する
- 「本業に活かす」ことを意識して副業に取り組む
- 副業をすることで本業に活かす機会を作り出すことはできる
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にも副業について記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。