この記事では、
- 「『物語思考』の要約を読みたい」
- 「実際に『物語思考』のワークをやってみた人の実例を見てみたい」
という方に向けて、
- 「物語思考」の要約
- 私が実際に「物語思考」のワークを行った実例
について、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
書籍の基本情報
【本のタイトル】
物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術
【著者】
けんすう(古川健介)
【目次】
- オープニング 「物語思考」とはなにか?
- ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
- ステップ2 「キャラ」の作り方
- ステップ3 「キャラ」に行動させよう
- ステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろう
- ステップ5 物語を転がそう
- エンディング 物語にゴールはない
ステップ1:頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
本章の要約
- 多くの人は「過去からの積み重ね」によって今の自分がある、と考えがち。
- しかし実は、過去からの積み重ねよりも「未来の状態」を設定することのほうが、現在の行動への影響度は高い。
「10年間、毎日野球をやっていた」という人がいるとします。
物語思考
10年間やっていたのだから、過去からの積み重ねで考えると、今日も野球をやりそうですよね。
しかし、その人がよく考えた結果「将来はプロのテニスプレイヤーになりたい」と本気で思ったら、どうでしょうか?
おそらく、今日は野球ではなくてテニスの練習をすると思うんです。
- 今まで勉強してこなかった人に対して、「勉強は積み重ねだからね、今からやっても無理じゃない?」と言っても、やる気がなくなって勉強しなくなってしまう。
- だから「未来のなりたい像を決めて、それから逆算して自分の現在の行動を変えよう」と言うほうが合理的なはず。
- 自分のなりたい状態を思い浮かべる具体的な方法としておすすめなのが、「10年後になっていたい状態を100個書き出してみよう」というワーク。
ワーク:「10年後になりたい状態」を100個書く(洗い出し)
本に書いてあった内容に則り、実際に私が「10年後になっていたい状態」について100個書き出してみたものが、以下の通りになります。
文章の冒頭に振られている数字は「思いついた順番」を示した数字になっています。
- イライラはしていたくない。常に心に余裕がある状態
- お金をコントロールできている状態。お金持ちになりたいわけではない
- 美味しいご飯を毎日作ることができている状態
- 運動を毎日していて、体が引き締まっている状態
- 老けてない状態
- 服がおしゃれな状態
- ワクワクできる家に住んでいる状態。妥協のないインテリア
- 掃除が行き届いている家に住んでいる状態
- 余計なSNSなどに時間を無駄に使っていない、常にテキパキ時間を有意義に使っている状態
- 2週間に1回はベッドのシーツを変えている
- 1ヶ月に一回大掃除ができている
- 外食並みに美味しい料理が作れている
- お金のことを心配しなくて良いレベルにはお金を稼いでいたい
- 持ち物の全てに一切妥協がない状態
- 化粧を毎日している
- お気に入りのペンで、毎朝紙に気持ちなりタスクなりを書き出している
- 自分が満足いく外観の家に住んでいる
- ランチョンマットを敷いて、箸置きを使ってご飯を食べている
- ランニングを毎日している
- 1日8時間も仕事に費やしているのは、かなり長い。仕事している時間がそのまま好きなことをしている時間になっているといい
- おしゃれカフェ・飲食店のようなご飯セットでご飯を毎日食べたい
- やるべきタスクを後回しにしていない
- 自分の人生の価値観がわかっている状態
- 仕事だけを人生にしていない状態
- 仕事と子育てだけしかしていない毎日ではなく、自分の趣味などにも時間が使えている
- 自然・緑に囲まれている状態
- 毎朝体がだるくなくスッキリ起きられている状態
- 仕事場がオシャレもしくは学校のような公務員さがあるちょっと古びた建物。
- 仕事場がある場所が、下町感・自然感あふれる場所
- 仕事場に来ていく服が、自分のお気に入りの私服で常に仕事できている状態。スカートを履いてふんわりした格好とか
- 会社員以外の何かしらで、自分の力でお金を稼いでいる。そのお金で生活費を賄えている
- 何にいくらかかっているのか常に把握できている、なぜこの持ち物を持っているのか全て説明できる状態(ミニマリストのしぶさん状態)
- 日本のいろんな下町を観光して、自分にとって過ごしやすい街が定義できている状態
- 関東以外に住めたら住んでみたい
- 年齢を気にせず常に新しいやりたいことにチャレンジできている状態
- 自分が好むインテリアについて定義できている状態
- 資料をおしゃれに作ることができている状態
- 整理整頓をおしゃれにできている状態
- 仕事は確実に定時で終わらせている状態
- 外食ばかりに行ったり、外の美味しいケーキばかりを買ってきてはいない状態。日常とご褒美にメリハリがついている状態
- 政治についてちゃんとわかっている状態。選挙でも明確な意思を持って投票できている状態
- 災害が起きた時用の災害グッズを備えられている状態
- 自分の好きなデザインがわかっていて、パッとおしゃれなデザインでバナーなどクリエイティブなものが作れる状態
- 動画よりもラジオを聴いている
- スマホはあまりみていない。スマホ依存症になっていない状態
- 常に読書が習慣になっている状態、新しい知識を常に得て刺激を得ている状態
- 健康的なご飯・薬膳について知っている状態
- 新しい音楽を取り入れて、音楽と共に生きている状態
- 会社以外に何かしらコミュニティに入っている状態(将棋・読書系など落ち着いているコミュニティ)
- 健康的な食べ物・飲み物がわかっていて、自分の健康をコントロールできている状態
- 防災・防犯などのリスクをコントロールできている状態
- ニュースを毎日みて、世の情勢(特に政治)をキャッチアップしている状態
- 早起きして朝を充実させられている状態
- 常に努力をし続けている状態
- 宇宙について思いを馳せられている状態
- 常に思考をアウトプットしている状態(ブログなど)
- 毎日美味しいお弁当を作って食べられている状態(お弁当のレパートリーも豊富)
- 毎日温かい飲み物を飲んで健康な状態
- 薬膳の料理など健康を意識した料理を作れている状態
- 子供に誇りを持って説明できる仕事をしていたい
- 日本のいろんなところを旅行して、こういう街もあるのかといろんな街と出会いたい
- 常に新しいレシピにチャレンジしている状態
- 人間の心理・成長過程について専門性を持っている状態。キャリアコンサルタントの資格が気になる
- これ勉強しても意味ないしな、とか思わずさまざまな学問の勉強にチャレンジしている状態
- 学び続けることの楽しさを子供に背中で伝えられている状態
- 人間の性格のパターン、接し方のコツについて深く知れている状態
- YouTubeのような、キラキラモーニングルーティン・ナイトルーティンを毎日行っている状態
- 日本の各地域の歴史についていろいろ知っている・勉強している状態。過去の偉人の成した偉業に思いを馳せたい
- 自分の家でも十分お店レベルで美味しいコーヒーや紅茶が入れられている状態。カフェラテ・モカ等の違いがわかっている状態
- 家庭菜園や花を庭に植えていたりする。土を触ることが日課になっている
- おしゃれな家と言っても、地震に強いインテリアにしていたい
- アンガーマネジメントについて知識を持っており実践もできている状態
- 栄養バランスについて知識を持っていて実践できている状態
- 類は友を呼ぶで、周りに集まってくる人も同じく努力しているような人である状態
- 類は友を呼ぶで、友を呼ぶためにブログやYouTubeなどで発信などをしている状態
- 物の手入れが丁寧に出来ている状態。
- 物を雑に扱うのではなく、一つ一つの所作が美しい状態
- 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、的な感じで所作が美しい状態
- 有名な諺や言葉を知っている状態。教養がある。いろんな言葉を知っている
- 年間のイベントを一通り楽しんでいる状態。イベントの由来なども知っている教養がある状態
- 狭いコミュニティで疲弊するのではなく、広く遠くの人とも繋がって心を穏やかに保つことができている状態
- ママ友コミュニティで疲弊していない状態
- 朝仕事に向かう時は、100%の心の状態で仕事に向かい合えている状態
- 服・カバン・靴は、安物のものを大量にというより、ちょっといい服を手入れして長く使いたい
- 夜の睡眠の質を最上級に高めたい。いい匂いを嗅ぎながら寝るなど
- ドライフルーツなど健康的な甘いものを用いたお菓子を自作できるようになっている
- 可能なら、外の空気をよく吸うことができて、自然と触れ合える仕事についていたい(猛暑・極寒の時は屋内がいい)
- 1日の中で数回、シャキッと自分を整えて気持ちを新たにして、新鮮な朝のような状態で仕事に取り組めるようになっていたい(歯磨きとか)
- 朝ごはんは毎日美味しいものが食べられている状態(パンアボカドチーズとか、サンドイッチとか)。朝から健康的なものを食べられている状態
- 食費のことは気にしなくても良い状態
- 行政のイベントや手助けなどをフルに活用できている状態。特に図書館
- 社会貢献性を感じられる仕事をしていたい(not富裕層向けの仕事)
- 家の中にいくつか自然・観葉植物がある状態
- 揚げ物料理を躊躇いなく作ることができている状態
- 野菜サラダを食べる習慣がある
- 自分で美味しいジュースなどを作ることができている状態
- 気になる小説は適宜読めている状態
- 好きな作家は誰、とかが言えている状態
- せっかく生まれたからには世の名著と言われるものを読んでおきたい
- 本屋さんや図書館にたびたび行って、読みたい本のインスピレーションを受けている状態(ネットで表紙を見るだけだとあまり読みたさがわかない)
- 職場の人との人間関係が良好な状態。尊敬できる人、穏やかな人と一緒に働けている状態
- 仕事のポジションは人並みのレイヤーが上がっていたい
- 肩こり・首こりがない状態
- 毎日夜柔軟をしていて、体の柔軟性を高め、スッキリした状態で寝れている状態
- 生理痛がひどくない状態
- 生理痛によって、それまでのルーティーンが途絶えてしまうことがない状態
- マインドフルネスの知識を持っていて実践できている状態
- パーソナルカラーを理解しており、日頃のファッションに活かすことができている
- マネジメント・チームビルディングの理論について全体像を把握しており、理論を使いこなして自分にとって理想のチームを作り上げることができている
やはり100個書き出すのには、なかなかに時間がかかりました。
「10個くらい書いたらいったん時間・日付を置いて、またふっと思いついた時に10個くらい書き出す」ということを繰り返し行い、1週間くらいかけて100個を書き出しました。
ワーク:「10年後になりたい状態」を100個書く(分類)
次に、本では明確に指示はされていませんでしたが、洗い出した100個の「10年後になっていたい状態」について、自分なりにジャンルを分類してみました。
■メンタルが安定している状態
- 1. イライラはしていたくない。常に心に余裕がある状態
- 72. アンガーマネジメントについて知識を持っており実践もできている状態
- 107. マインドフルネスの知識を持っていて実践できている状態
■人間関係で疲弊していない、周りと良好な人間関係を築くことができている
- 49. 会社以外に何かしらコミュニティに入っている状態(将棋・読書系など落ち着いているコミュニティ)
- 74. 類は友を呼ぶで、周りに集まってくる人も同じく努力しているような人である状態
- 75. 類は友を呼ぶで、友を呼ぶためにブログやYouTubeなどで発信などをしている状態
- 81. 狭いコミュニティで疲弊するのではなく、広く遠くの人とも繋がって心を穏やかに保つことができている状態
- 82. ママ友コミュニティで疲弊していない状態
- 101. 職場の人との人間関係が良好な状態。尊敬できる人、穏やかな人と一緒に働けている状態
■お金に不安がない状態
- 2. お金をコントロールできている状態。お金持ちになりたいわけではない
- 13. お金のことを心配しなくて良いレベルにはお金を稼いでいたい
- 31. 会社員以外の何かしらで、自分の力でお金を稼いでいる。そのお金で生活費を賄えている
- 32. 何にいくらかかっているのか常に把握できている、なぜこの持ち物を持っているのか全て説明できる状態(ミニマリストのしぶさん状態)
- 90. 食費のことは気にしなくても良い状態
■漠然とした不安を抱え続けるのではなく、適切にリスクをコントロールしていたい
- 42. 災害が起きた時用の災害グッズを備えられている状態
- 51. 防災・防犯などのリスクをコントロールできている状態
■毎日毎食、健康的で美味しいご飯を食べられている状態
【健康】
- 47. 健康的なご飯・薬膳について知っている状態
- 50. 健康的な食べ物・飲み物がわかっていて、自分の健康をコントロールできている状態
- 58. 毎日温かい飲み物を飲んで健康な状態
- 59. 薬膳の料理など健康を意識した料理を作れている状態
- 73. 栄養バランスについて知識を持っていて実践できている状態
【外食並に美味しい】
- 3. 美味しいご飯を毎日作ることができている状態
- 12. 外食並みに美味しい料理が作れている
- 69. 自分の家でも十分お店レベルで美味しいコーヒーや紅茶が入れられている状態。カフェラテ・モカ等の違いがわかっている状態
- 96. 自分で美味しいジュースなどを作ることができている状態
【おしゃれ】
- 18. ランチョンマットを敷いて、箸置きを使ってご飯を食べている
- 21. おしゃれカフェ・飲食店のようなご飯セットでご飯を毎日食べたい
- 57. 毎日美味しいお弁当を作って食べられている状態(お弁当のレパートリーも豊富)
- 89. 朝ごはんは毎日美味しいものが食べられている状態(パンアボカドチーズとか、サンドイッチとか)。朝から健康的なものを食べられている状態
【レパートリー豊富】
- 62. 常に新しいレシピにチャレンジしている状態
- 86. ドライフルーツなど健康的な甘いものを用いたお菓子を自作できるようになっている
- 94. 揚げ物料理を躊躇いなく作ることができている状態
- 95. 野菜サラダを食べる習慣がある
■健康的な体・運動習慣
- 4. 運動を毎日していて、体が引き締まっている状態
- 5. 老けてない状態
- 19. ランニングを毎日している
- 27. 毎朝体がだるくなくスッキリ起きられている状態
- 85. 夜の睡眠の質を最上級に高めたい。いい匂いを嗅ぎながら寝るなど
- 103. 肩こり・首こりがない状態
- 104. 毎日夜柔軟をしていて、体の柔軟性を高め、スッキリした状態で寝れている状態
- 105. 生理痛がひどくない状態
- 106. 生理痛によって、それまでのルーティーンが途絶えてしまうことがない状態
■常に清潔感を保ちたい
- 8. 掃除が行き届いている家に住んでいる状態
- 10. 2週間に1回はベッドのシーツを変えている
- 11. 1ヶ月に一回大掃除ができている
- 76. 物の手入れが丁寧に出来ている状態。
■おしゃれな人間になっていたい
- 6. 服がおしゃれな状態
- 15. 化粧を毎日している
- 14. 持ち物の全てに一切妥協がない状態
- 77. 物を雑に扱うのではなく、一つ一つの所作が美しい状態
- 84. 服・カバン・靴は、安物のものを大量にというより、ちょっといい服を手入れして長く使いたい
- 108. パーソナルカラーを理解しており、日頃のファッションに活かすことができている
■おしゃれな家に住んでいたい
- 7. ワクワクできる家に住んでいる状態。妥協のないインテリア
- 17. 自分が満足いく外観の家に住んでいる
- 36. 自分が好むインテリアについて定義できている状態
- 71. おしゃれな家と言っても、地震に強いインテリアにしていたい
■おしゃれな街に住んでいたい
- 33. 日本のいろんな下町を観光して、自分にとって過ごしやすい街が定義できている状態
- 34. 関東以外に住めたら住んでみたい
- 61. 日本のいろんなところを旅行して、こういう街もあるのかといろんな街と出会いたい
■おしゃれに仕事できている状態
- 28. 仕事場がオシャレもしくは学校のような公務員さがあるちょっと古びた建物。
- 29. 仕事場がある場所が、下町感・自然感あふれる場所
- 30. 仕事場に来ていく服が、自分のお気に入りの私服で常に仕事できている状態。スカートを履いてふんわりした格好とか
- 87. 可能なら、外の空気をよく吸うことができて、自然と触れ合える仕事についていたい(猛暑・極寒の時は屋内がいい)
■デザインのセンスを身につけたい
- 37. 資料をおしゃれに作ることができている状態
- 38. 整理整頓をおしゃれにできている状態
- 43. 自分の好きなデザインがわかっていて、パッとおしゃれなデザインでバナーなどクリエイティブなものが作れる状態
■自然に囲まれていたい
- 26. 自然・緑に囲まれている状態
- 70. 家庭菜園や花を庭に植えていたりする。土を触ることが日課になっている
- 93. 家の中にいくつか自然・観葉植物がある状態
■仕事だけで1日が終わっていない状態
- 20. 1日8時間も仕事に費やしているのは、かなり長い。仕事している時間がそのまま好きなことをしている時間になっているといい
- 24. 仕事だけを人生にしていない状態
- 25. 仕事と子育てだけしかしていない毎日ではなく、自分の趣味などにも時間が使えている
- 39. 仕事は確実に定時で終わらせている状態
■常に努力・勉強をしている状態
- 35. 年齢を気にせず常に新しいやりたいことにチャレンジできている状態
- 46. 常に読書が習慣になっている状態、新しい知識を常に得て刺激を得ている状態
- 54. 常に努力をし続けている状態
- 56. 常に思考をアウトプットしている状態(ブログなど)
- 64. これ勉強しても意味ないしな、とか思わずさまざまな学問の勉強にチャレンジしている状態
- 65. 学び続けることの楽しさを子供に背中で伝えられている状態
- 99. せっかく生まれたからには世の名著と言われるものを読んでおきたい
- 100. 本屋さんや図書館にたびたび行って、読みたい本のインスピレーションを受けている状態(ネットで表紙を見るだけだとあまり読みたさがわかない)
- 102. 仕事のポジションは人並みのレイヤーが上がっていたい
■日常にメリハリがついている状態
- 9. 余計なSNSなどに時間を無駄に使っていない、常にテキパキ時間を有意義に使っている状態
- 16. お気に入りのペンで、毎朝紙に気持ちなりタスクなりを書き出している
- 22. やるべきタスクを後回しにしていない
- 40. 外食ばかりに行ったり、外の美味しいケーキばかりを買ってきてはいない状態。日常とご褒美にメリハリがついている状態
- 45. スマホはあまりみていない。スマホ依存症になっていない状態
- 53. 早起きして朝を充実させられている状態
- 67. YouTubeのような、キラキラモーニングルーティン・ナイトルーティンを毎日行っている状態
- 83. 朝仕事に向かう時は、100%の心の状態で仕事に向かい合えている状態
- 88. 1日の中で数回、シャキッと自分を整えて気持ちを新たにして、新鮮な朝のような状態で仕事に取り組めるようになっていたい(歯磨きとか)
■自分が「意味」を見出せる仕事についていたい
- 60. 子供に誇りを持って説明できる仕事をしていたい
- 92. 社会貢献性を感じられる仕事をしていたい(not富裕層向けの仕事)
■「人間」のことについて知っていたい
- 23. 自分の人生の価値観がわかっている状態
- 63. 人間の心理・成長過程について専門性を持っている状態。キャリアコンサルタントの資格が気になる
- 66. 人間の性格のパターン、接し方のコツについて深く知れている状態
- 109. マネジメント・チームビルディングの理論について全体像を把握しており、理論を使いこなして自分にとって理想のチームを作り上げることができている
■教養がある状態
- 41. 政治についてちゃんとわかっている状態。選挙でも明確な意思を持って投票できている状態
- 52. ニュースを毎日みて、世の情勢(特に政治)をキャッチアップしている状態
- 68. 日本の各地域の歴史についていろいろ知っている・勉強している状態。過去の偉人の成した偉業に思いを馳せたい
- 78. 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、的な感じで所作が美しい状態
- 79. 有名な諺や言葉を知っている状態。教養がある。いろんな言葉を知っている
- 80. 年間のイベントを一通り楽しんでいる状態。イベントの由来なども知っている教養がある状態
- 91. 行政のイベントや手助けなどをフルに活用できている状態。特に図書館
■趣味を楽しめている状態
- 44. 動画よりもラジオを聴いている
- 48. 新しい音楽を取り入れて、音楽と共に生きている状態
- 55. 宇宙について思いを馳せられている状態
- 97. 気になる小説は適宜読めている状態
- 98. 好きな作家は誰、とかが言えている状態
分類をしたことで
- 私が関心があるテーマは「メンタルの安定」「リスクコントロール」「健康」「おしゃれ」「プライベートの充実」「努力」「社会貢献」「知識」の8つなんだな
- このテーマについては、言葉を変えただけで、何回も同じような内容が出てきているな。それだけ自分の中で重要度合いが高いんだな
といったことに気づくことができました。
またやってみて「意外だな」と思ったことが、私の場合、「物語思考」の中で例として示されていたような
「年収数千万になっていたい」「資産◯億を達成していたい」「社長になりたい」
といった大々的な野望のようなものが一切出てこず、ほとんどの内容が「日常のQOLを上げたい」に終始していたということです。
後述しますが、このことが、これ以降のステップのワークの難易度を上げていったように思います。
ステップ2:「キャラ」の作り方
本章の要約
- 何かを成し遂げるには
「自分はこういうキャラクターだと認識する」→「そのキャラがやりそうなプロセスを実行する」→「結果が出る」
という順番でやるほうが効率的
つまり、「自分は禁酒をしている」と思うより、「自分はお酒を飲まない人なんだ」と思うほうがいいんです。
物語思考
お酒を飲まない人だ、と自分で認識していると、飲み会の席とかでも「あ、私はお酒が飲めないんです」と言って断りそうですし、コンビニのお酒コーナーを眺めたりすることも一切なくなるわけです。
自分のことをお酒を飲まない人だと思っているだけで、行動が変わるし、行動が変わることによって、結果も変わるわけですね。
「禁酒をしている」と思っていると、「今日くらいはいいかな」とか「がんばったんだし、そろそろ禁酒をやめるか」となったりしちゃうわけです。
- まず「ステップ1で自分が書いた『なりたい状態』にたどり着きそうな人ってどんな感じなんだろう」をイメージしてみる
- なりたい状態が、たとえば「他人に振り回されるのではなく、自分の意志で人生を進めたい」とか「お金に縛られずに自由に生きる」などがあった場合に、
それに近い有名人、周りの人、歴史上の人物などをリスト化していく。 - 次にこの「なりたい状態に近い人」のリストをもとに、その人がどういう性質を持っているかをひたすら書いてみる。
ワーク:なりたい状態に近い人
実際に私が「なりたい状態に近い人」を洗い出したものが以下の通りになります。
洗い出す際は、前述の、私が関心がある8つのテーマ(「メンタルの安定」「リスクコントロール」「健康」「おしゃれ」「プライベートの充実」「努力」「社会貢献」「知識」)ごとに、それぞれ人物を挙げるようにしまいた。
マーシャル・B・ローゼンバーグ(「わかりあえないを超える」の著者)
SHIONEのSHOWKOさん(「感性のある人が習慣にしていること」の著者)
「プライベートバンカー」など知識を持っている人
両学長
竹脇まりなさん
Instagramによくいる料理主婦
建築家二人暮らし
パーカースカート・アンティークワンピースなどリラックスできる服装をしている人
麦本三歩
職場のOさん
「石子と羽男」の石子
職場のYさん
ワーク:なりたい状態に近い人の性格
次に、前述した人物たちに共通する性格・要素について、以下の通り洗い出しました。
- 穏やか
- 元の性格は穏やかでなくても、知識やスキルで自分の魅せ方をコントロールできている
- 真面目
- 勉強熱心
- 努力家
- 信念を曲げない
- 機嫌が良く、接しやすさがある
- ふわふわしているように見えて接しやすさがあるが、実際話してみると地に足ついている
ステップ3:「キャラ」に行動させよう
本章の要約
- 「キャラが作られる」と「行動をする」は、自動車でいうところの両輪みたいなもの
- キャラがあるからそのキャラっぽい行動をするし、キャラっぽい行動をするからそのキャラになる、という関係
電車の席なんて譲らないキャラだったのに、たまたま気が向いて譲ってみたらすごく感謝され、周りからも「あの人は優しいね」と思われたら、自分でも優しい人なのかなと思えてきて、だんだん優しい行動をするようになっていく、という感じです。
物語思考
- ステップ2で作ったキャラの性格をもとに「こういうときにこのキャラならどうするか?」というのを作っていく
- ここで行動がなかなか思い浮かばない場合は、そもそものキャラ設定が弱い可能性が高い
ワーク:自分がなりたい人は、さまざまなシーンでどんな行動をする?
実際にステップ2で作ったキャラの性格をもとに「こういう時にこのキャラならどうするか?」を考えたものが以下の通りになります。
本に記載されていた各シーンの例ごとに考えました。
- 【どんな話し方をするか】
→言葉数が多いわけではない。一言一言をしっかり考えて発言する人。論理的に構成立てて発言することができる。ゆっくり静かに話す人 - 【朝起きた時に何をするか】
→朝ごはん作り。その日のTODOタスクを紙に書き出す - 【どのように1日を始めるか?】
→今の自分の気持ちの書き出し、というのを行なっている - 【上司に怒られた時にどうするか?】
→反省すべきところは反省し次に活かす。ランニングなどをしてストレス発散 - 【電車に乗る時には何をしているか?】
→勉強 - 【食事はどういうものを食べるか?】
→自炊した健康的な食事 - 【普段、どういう基準で買い物をするか?】
→自分の心を真に満たすかどうか。シンプリスト - 【服装はどのように決めるか?】
→自分が真に心躍る服装をする - 【コンビニでお釣りをもらったらどうする?】
→そのままもらう - 【魅力的な転職先からのオファーが来た場合にはどうするか?】
→その時の家庭の状況と相談。どちらがよりスキルアップに繋がるかで選ぶ - 【未経験の仕事を依頼されたときにどうするか?】
→まず本を3冊読む - 【本の読み方はどうか?】
→電車の中、夜寝る前に読む - 【ストレスを発散するために何をするか?】
→料理 - 【散歩するときはどんなことを考えているか?】
→これからの人生をどう生きていきたいか考える - 【音楽の聴き方はどんな感じか?】
→一曲を何回もというより、いろんな曲をシャッフルで聴く。いろんなアーティストのいろんな曲を知っている。ドラムで叩くときのことをイメージしながら聴く - 【恋人とデートするときは何を考えているか?】
→これからの人生をどう生きていきたいか考える - 【寝る前の時間はどうしているか?】
→読書 - 【メンタルが落ち込んでしまったときはどうするか?】
→いったんとことん休憩。紙に気持ちを書き出す。夫に助けを求める - 【旅行先ではどのような過ごし方をするか?】
→観光名所をとにかく回りまくる - 【海外の旅行先でトラブルに巻き込まれてしまったときはどうするか?】
→安全第一で逃げる - 【もし相手を傷つけてしまったときはどうするか?】
→謝る
ステップ4:キャラが最高に活きる環境を作ろう
本章の要約
・極端な話、なりたい姿を「誰もが憧れる人間になろう、だから身体も絞るし、何ごとにも一生懸命になって、成果を出していこう」とした上で、キャラを「決めたことをきちんとやりきれる人」と設定してたとしても、
物語思考
ラーメンの食べ歩きをする「ラーメンサークル」みたいなのに入ってたら、ノルマに対して、効率的にラーメンを食べに行っちゃいますよね。
・でも、それが「ストイックな運動をするサークルに入る」というのをやると、誰もラーメンを食べていないし、食事に気をつけている人ばかりだったりするので、自分のキャラの運用もスムーズになったりするのです。
- 理想の自分や「こうしたい」というものがあるときに「自分が努力をする」とか「まわりがなんと言おうと自分の信念を貫く」とかはダメなパターン
- 自分が理想とするキャラの行動をしている人の中に交じるだけで、自分も行動できるようになっていく
- ①なりたいキャラがいそうな場所を探す
- ②その場所にうまく入り込むきっかけを作る
- ③その中の一員になる
ワーク:①なりたいキャラがいそうな場所を探す
前述した性格のキャラがいそうな場所について、私なりに洗い出してみた結果が、以下の通りです。
- 基本的にインドア派で、人とも群れたがらないため、あまりコミュニティに属していない。強いて言うならSNSで最低限の日常投稿をしている程度
- インスタよりもX(旧Twitter)派。文字で伝えることを好む
- 読書文化がある、穏やかで落ち着いた人が多い会社
- 公民館とか図書館とか、行政主催のイベント
- NPO
非常に難しいなと思ったのが、私がなりたい「キャラ」というのが「人と群れたがらない」「SNSはほぼやっていない」「会社以外のコミュニティにはほぼ属していない」というタイプだったため
「キャラがいそうな場所」がほぼ思いつかなかったということです。
強いていうなら、、ということで「公民館・図書館・NPO」などを無理やり上げてみた次第です。
ワーク:②その場所にうまく入り込むきっかけを作る
- 転職。SNSでロールモデルとなる人を何人か探し、その人が勤めている会社を可能な限りリサーチ。それと似た会社に入ってみる
- 行政主催で行われているイベントを調べる
- NPOでのボランティア活動について調べる
こちらも前述の通りの理由で、考えるのが非常に難しかった内容になります。
「キャラがいそうな場所」が明確に頭でイメージできていないと、そのための行動計画を立てるのが難しくなるということがわかりました。
ステップ5:物語を転がそう
本章の要約
- ここまできたら、あとはそのキャラで物語を進めていくだけ
- しかし新しいことに挑戦するのは誰だって怖いこと。そのためみんないろいろ自分に言い訳をして、挑戦しなくなる。
- それを乗り越えるためには、自分を客観視して「物語だったらどうなると盛り上がるか?」と考えるのが有効。
- 「名場面」とは物語が盛り上がるシーンみたいなイメージ。
- まずは、自分が作ったキャラがどんな状況になっていてほしいか。その「名場面」をイメージすることから始める。
ワーク:「名場面」をイメージする
実際に私が、「今後数年間」のレベルで設定してみた「名場面」が以下の通りとなります。
- 【育休中】に、副業で経理の仕事を始めて月5万稼ぐ
- 【育休中】に、ブログで月5万稼げるようになる
- 【育休中】に、腹筋を割る
- 【育休復帰後1年以内】に、TOEIC850点以上をとる
- 【育休復帰後1年以内】に、将棋で10級をとる
- 【育休復帰後1年以内】に、何かしらの難しい曲について、ドラムをバチバチに叩けるようになっている
- 【育休復帰後3年以内】に、転職をする
- 【育休復帰後5年以内】に、パワポ・スプレッドシートの資料の作り方・デザインについて極めることができており、ブログのPVや副業の案件獲得に繋げることができている
- 【育休復帰後5年以内】に、何かしらのフルマラソンで完走する
「育休中」「育休復帰後数年」に分けて、起こしたい名場面を設定するようにしました。
前述の通り、私には「物語思考」の本で書かれていたような「年収数千万になっていたい」「資産◯億を達成していたい」「社長になりたい」といった大々的な野望のようなものがなかったため、
最初は「名場面」を考えるのにかなり時間がかかりました。
が「資格取得」「健康」「収入を増やす」などの観点で色々考えた結果、これまでは全く思いつかなかったような「フルマラソンの完走」などの目標を出すことができ、自分のこれからの人生によりワクワクすることができるようになりました。
どれだけ思いつかなさそうだと思っても、いったん愚直にワークに取り組んでみることが大切なんだなと思わされました。
ワーク:「行動計画」を立てよう
・業務委託で経理の仕事をできる会社、エージェントを探す
・ブログに100記事貯まるまでは、毎日投稿を続ける
・狙い目のアフィリエイト・物販を見つける
・PV数を伸ばすための狙い目の記事を見つける
・腹筋を割るためのメニューを調べる
・毎日そのメニューをこなす
・過去問を一通り眺め、問題の傾向を理解する
・英単語・英文法・長文読解・リスニングの各分野について参考書を購入する
・毎日一定のペースで勉強を進める
・将棋で10級取るための方法(団体・試験日等)を調べる
・将棋で10級取るための練習メニューを調べる
・毎日そのメニューをこなす
・叩けるようになりたい曲を決める
・ドラムの練習方法について調べる
・毎日一定のペースで練習を進める
・自己分析をし「自分が仕事で成し遂げたいこと」「どんな会社で働きたいか」を定義する
・業界研究をする
・エージェントに申し込む
・パワポ・スプレッドシートの資料の作り方について書かれている本をことごとく全て読む
・実際にパワポ・スプレッドシートで資料を作成する際は、デザインをきれいに整えることを重視して作成する
・自分なりのデザインのパターンをいくつか作成する
・自分なりに、パワポ・スプレッドシートでデザインを作る際のコツを言語化し、ブログにまとめる
・毎日一定の時間ランニングをする
・育休復帰後3年以内に、何かしらのハーフマラソンを完走する
行動計画にまで落とし込むと、「この時期までにこれを達成しているためには、もう今からこれに取り組んでいないといけないんだな」ということがわかり、
より「キャラを動かす」ことがしやすくなったように思いました。
書籍を読み、ワークをやってみた感想

ここまで、「物語思考」の要約と、私のワークの実例をご紹介いたしました。
ここからは、「物語思考」を読んだ中で特に参考になったと思う考え方や、ワークを実際にやってみての感想をご紹介したいと思います。
まず私がこの本を読んで非常に納得できた考え方が、「過去からの積み重ねよりも『未来の状態』を設定することのほうが、現在の行動への影響度は高い」というものです。
通常の自己分析本だと、「自分の過去を徹底的に振り返る」というものが多いと思いますが、
この本では過去を振り返るワークは一切登場せず、とにかく「なりたい未来の姿」だけを考えていく流れであったため、そこに新鮮さを感じました。
また「名場面」を設定するという考え方が非常に面白いと思いました。
大変な時でも「これは人生の名場面になる」と思うと、様々な困難を受け入れやすくなるように感じました。
一方、実際にワークをやってみて思ったのが、
- STEP1で洗い出した「10年後になりたい姿」とSTEP5で設定した「名場面」のつながりが若干薄いように感じた
- 各ワークの手順が事細かく書かれているわけではなく、ワークのシートが充実しているわけでもないため、ある程度自分の頭で考えてワークを進める力が必要になるように感じた
というものです。
STEP1では「10年後」という時間軸で考えているのに対して、STEP5では数ヶ月、長くて数年単位という時間軸でしか「名場面」を設定できておらず、
結局「10年後になりたい姿を達成するための、これから先の10年間計画」のようなものをどっしりと考える場がなかったため、
「あれ?結局これで10年後になりたい姿になれるんだろうか?」と、行動計画に納得感を持つことがしづらかったように思いました。
ただここについては「自分でやれ」ということなのかなと思っているので、後ほど自分で10年計画のようなものを作ってみたいと考えています。
また基本的にこの本は、著者の「思想」や「具体例」を説明することに重きが置かれており、ワークの手順・シートなどが手取り足取り細かく設備されているわけではないため、
ある程度自分の頭で、ワークシートを作っていったり、ワークを取捨選択したりする思考力が必要になると感じました。
5. 最後に
以上、「物語思考」の要約とワークの実例をご紹介しました。
この本のポイント、ワークのステップをまとめると
- ステップ1:自分のなりたい状態を想像しながら、「頭の枷」をとる作業をする
- ステップ2:自分の「キャラ」を作る
- ステップ3:そのキャラを行動させる方法を考える
- ステップ4:「環境の作り方」を考える
- ステップ5:物語を転がす
となります。
本記事を読み、この本に興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてくださいね!

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
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