【厳選】営業1年目の新人におすすめな本9選

この記事では、

  • 「営業ができるようになるために勉強したいけど、どんな本を読んだらいい?」

という方に向けて、

  • 営業に関わる自分が読んでよかったおすすめな本
  • 営業について勉強をするときの、本以外のおすすめの勉強法

について、自分も同じように悩んだ経験を踏まえ、営業に関して学んできた実体験ベースにお伝えします。

団長
団長

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

1. 読みやすくてわかりやすい本3選

団長
団長

最初からいきなり難しい本を読むと、情報量が多くて、吸収しきれません。
まずは、読みやすい本から読んで身につけていくことで、
営業に関する知識の基礎を身につけていきましょう。

①営業がしんどい 売れなくて悩む営業が今日からできること

【本のタイトル】
営業がしんどい 売れなくて悩む営業が今日からできること

【目次】

  • 第1章 どうして営業がうまくいかないのか
  • 第2章 営業で成果を出すために必要なこと
  • 第3章 リード(見込み客)マネジメント 「誰に営業をするのか」をまず考える
  • 第4章 タイミング(チャンス・機会)マネジメント 結果を出すための種をまき育てる
  • 第5章 タイムマネジメント 時間に対する正しい意識を持つ
  • 第6章 データマネジメント 自分の営業を数字で振り返る
  • 第7章 商談マネジメント 商談の基本ステップを着実に進める
  • 第8章 体調&モチベーションマネジメント 「困ったときにそこにいる」営業になる

「営業の悩みをゼロにする」というコンセプトを掲げる株式会社営業ハックの代表取締役社長である
笹田 裕嗣さんが書かれた本です。

笹田さんはXやYoutubeなど各種SNSでも営業に関する発信をしており、
日本一の営業を決める大会のS1グランプリでも優勝をしています。

営業において、基礎となる内容を1冊にまとめてくれているので、
まずは、この1冊から読み始めることをおすすめします。

②1分で話せ

【本のタイトル】
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

【目次】

  • 序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
  • 第1章 STEP1 「伝える」ための基本事項
    • 相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
    • ゴールは何か 「理解してもらう」はゴールにならない
    • 結局、動かしてなんぼ 「きれいに話す」のは目的じゃない
  • 第2章 STEP2 1分で伝える 左脳が理解するロジックを作る
    • てっぺんのないピラミッドになっていないか ロジカルな1分ストーリーを考える
    • 考える=結論を導き出す 事実やデータは結論ではない
    • 根拠は3つ ピラミッドで「枠組み」を共有しよう ほか
  • 第3章 STEP3 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
    • 集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
    • 言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
    • カンタン 中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
  • 第4章 STEP4 1分でその気になってもらう 右脳を刺激してイメージを想像させよう
    • 正しいことを言うだけでは、人は動かない
    • 人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる
    • イメージを描いてもらうために行なう2つのこと ほか
  • 第5章 STEP5 1分で動いてもらう
    • 「超一言」で包み込む
    • 「ライブでダイブ」 プレゼンもアーティストと同じ
    • 「リトルホンダ」を作る いかに「相手の立場」に立って話すか ほか
  • 第6章 STEP6 「伝え方」のパターンを知っておこう
    • 伝えたい言葉はあるか
    • 動かしてなんぼ
  • 第7章 実践編
    • 【会議】とっさに意見を求められて真っ白になる
    • 【プレゼン】自分の話を聞いてくれているような気がしない
    • 【上司への提案】プレゼンではなく、「対話」を意識しよう ほか

この本は、営業の本というよりは、ビジネスの基礎となる「伝え方」の本です。
伝え方の本をおすすめする理由は、そもそも伝え方が下手だと、
営業でお客様にしっかりと価値を感じていただくような提案をすることが難しいからです。

話が簡潔かつ明確で、説得力のある営業になれるように、伝え方について学んでおくことをおすすめします。

③ドリルを売るには穴を売れ

【本のタイトル】
ドリルを売るには穴を売れ

【目次】

  • 第1章 あなたは何を売っているのか?―ベネフィット
  • 第2章 誰があなたの商品を買ってくれるのか?―セグメンテーションとターゲット
  • 第3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる―差別化
  • 第4章 どのように価値を届けるか?―4P
  • 第5章 強い戦略は美しい

この本は、営業の本というよりは、マーケティングの本になりますが、
営業に必要な考え方をわかりやすく示してくれているため、こちらで紹介します。

営業では、お客様に対して自社のサービスを提案して買っていただくことがミッションになりますが、
どうしても、営業目線だと、自社のサービスのメリットにばかり目が行きがちになります。

しかし、「お客様が何を求めているのか?」に対して、「そのサービスがどう役に立つのか?」を提案するという
発想にすることで、一気にお客様から価値を感じていただけるようになります。

この1冊でマーケティングについて簡単に理解しておくことで、
営業に対する向き合い方も変わってくると思うので、一度読んでおくことをおすすめします。

2. 次のステージに進みたい営業におすすめな本5選

団長
団長

営業に少しずつ慣れてくると、より具体的なTipsなどが知りたくなってくると思います。
がっつり営業に取り組んでいくときに、スキルとして身につけたいような内容について紹介している本を
いくつかおすすめできればと思います。

営業をやっている人であれば、誰しも聞いたことがあるような本や、
重要なトピックを扱っている本になりますので、ぜひ読んでみてください。

①Sales is

【本のタイトル】
Sales is 科学的に「成果をコントロールする」営業術

【目次】

  • 第1章 マインドセット 「売れる営業」が大切にする10のルール
  • 第2章 アポイントメント 「会えない時代」でも新規顧客を見つける方法
  • 第3章 セールスプロセス あなたの営業プロセスを7つに分解せよ
  • 第4章 リードセールス 勝敗を分ける「見込み案件」の作り方
  • 第5章 コアセールス 見込み案件を「当然のごとく」攻略せよ
  • 第6章 アフターフォロー あなたの「財産」になる顧客エンゲージメントの高め方

この本は、営業支援事業を営む株式会社セレブリックスの今井昌也さんが書かれた本です。
営業代行として多くの商品を扱ってきた中で培った技術・ノウハウをこの1冊に詰め込んでいます。

自分はこれを読んだときに、一生手元に置いておきたい営業本だと思いました。

何度も繰り返し読むことによって、身体に染み込ませていくように、
そして、悩んだときには帰ってくる書籍として位置づけられるにふさわしい本だと思うので、ぜひ買ってみてください。

②THE MODEL

【本のタイトル】
THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

【目次】

  • 第1部 アメリカで見た新しい営業のスタイル
    • 第1章 マーク・ベニオフとの出会い
    • 第2章 営業のプロセス管理
    • 第3章 「ザ・モデル」のその先へ
  • 第2部 分業から共業へ
    • 第4章 2つの変化
    • 第5章 分業の副作用
    • 第6章 レベニューモデルの創造
  • 第3部 プロセス
    • 第7章 マーケティング
    • 第8章 インサイドセールス
    • 第9章 営業(フィールドセールス)
    • 第10章 カスタマーサクセス
  • 第4部 3つの基本戦略
    • 第11章 市場戦略
    • 第12章 リソースマネジメント
    • 第13章 パフォーマンスマネジメント
  • 第5部 人材・組織・リーダーシップ
    • 第14章 人材と組織
    • 第15章 リーダーシップ

この本は、営業における顧客体験のプロセスを以下の4つに区切り、それぞれの役割と連携の重要性を教えてくれる本です。
マーケティングやカスタマーサクセスとの連携について理解を深めることで、広く営業を捉えられるようになるので、
スムーズな社内コミュニケーションやお客様への提案の工夫ができるようになります。

③無敗営業「3つの質問」と「4つの力」

【本のタイトル】
無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」

【目次】

  • 序章:人見知りの少年が「無敗営業」になったきっかけ
  • 第1章:営業とお客さまの「ズレ」は、情報ギャップから生まれる
  • 第2章:情報ギャップを乗り越えて接戦を制する「3つの質問」
  • 第3章:お客さまとのズレを解消する「4つの力」
  • 第4章:お客さまを深く理解する「質問力」
  • 第5章:お客さまに必要とされるための「価値訴求力」
  • 第6章:お客さまの意思決定を助ける「提案ロジック構築力」
  • 第7章:お客さまと共に段取りを進める「提案行動力」
  • 第8章:「ルート型」「アカウント型」で4つの力を発揮する

この本では、営業とお客様の「ズレ」をどう解消していくのかに焦点が当てられています。

実際、日々の提案をする中で、営業が持っている情報や知識とお客様が持っている情報や知識には、
差があることを感じる機会も多いのではないでしょうか?

この差を解消していくことで、お客様に対して最適な提案をすることができます。
ズレがある中で提案をしているうちは、受注率にもブレが出てくると思うので、
受注率を安定させたいという人は、ぜひ読んでみてください。

④営業は準備力

【本のタイトル】
営業は準備力 トップセールスマンが大切にしている営業の基本

【目次】

  • 1章 トップセールスマンは、営業の8割が「事前準備」で決まると知っている!
  • 2章 トップセースマンが大切にしている営業の基本(知識編)
  • 3章 トップセースマンが大切にしている営業の基本(行動編)
  • 4章 トップセールスマンは、組織ぐるみで育て、増殖させる!

この本では、事前準備を提案前のフェーズを事前準備と定義しています。
『無敗営業「3つの質問」と「4つの力」』でもお伝えしたように、お客様に提案をするときには、
断られないように、提案の方向性をしっかりと定めることが重要です。

準備をすることがいかに重要かというのを感じさせてもらえる本だと思うので、
調子が良い時ほど、準備なしに提案するという慢心がないように、
この本を読んで改めて気を引き締めていきましょう。

⑤The Intelligent Sales

【本のタイトル】
The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス

【目次】

  • 第1章 「AIパフォーマー」の誕生
  • 第2章 「AIスピリット」を手に入れろ
  • 第3章 知的でスマートな「セールスプロセス」のデザイン
  • 第4章 生成AIから「欲しい回答」を引き出すポイント
  • 第5章 営業組織で「インテリジェントセールス」を
  • 第6章 「先駆者に学ぶ」インテリジェントセールスプロセス
  • 第7章 人間らしさと生成AI

今では、誰でも簡単にAIを使えるようになりました。
しかし、実際に業務でどのくらい活用できているでしょうか?

営業活動において、AIを使うことでどれだけ生産性を高めることができるのか、
AIをどのように使いこなせばいいのかについて、この本で紹介してくれています。

3. 資料作成はこれ1冊

団長
団長

営業に資料作成はつきものだと思います。
資料作成に時間がかかり、お客様とお話する時間が減ってしまうのは営業としてもったいないです。

資料作成におすすめの本を紹介しますので、資料作成に悩んでいる方はこれだけ買っておいてください!

見やすい資料のデザイン図鑑

【本のタイトル】
シーンごとにマネして作るだけ!見やすい資料のデザイン図鑑

【目次】

  • 1 見やすい資料を効率よく作る7つ道具
    • 作りはじめる前にスライドマスターを開こう
    • 「余白ゼロ」を見つけたら1文字以上空ける ほか
  • 2 見やすい資料のシーン別デザイン図鑑
    • 表紙はタイトルにこだわり見た目はシンプルに
    • メリハリと余白で見やすい会社情報にする ほか
  • 3 ワンランク上の資料にするデザインテクニック
    • 印象の薄いフォントを選ぶのが基本
    • 雰囲気を伝えたい資料ではフォントで印象を変える ほか
  • 4 作業効率が劇的アップ!便利なチートテクニック
    • スライドマスターを使えば手間が省けて美しく仕上がる
    • クイックアクセスツールバーでよく使う機能を「一瞬」で反映
  • Appendix 見やすい資料に使える便利ツール

社内のデザイナーが「資料作る人は、これを全員読んでほしい」と絶賛するくらい、
これ1冊にさまざまなパターンが詰まっています。

自分自身、資料作成に悩む時間はこの1冊で本当に無くなりました。

この本に書かれているどのスライドをマネして作れば、
先輩や上司から資料のデザインで指摘されることはほとんどなくなると思います。

4. 忘れちゃいけない絶対に読むべき本

団長
団長

ここまで営業に関する書籍を紹介してきましたが、
他にも絶対に読んでおいた方が良い本があるので、ご紹介します。

取り扱うサービスの周辺領域の本

営業としての引き出しを増やす

自分が営業として取り扱うサービスの周辺領域の本は必ず読みましょう。
お客様と会話をする際に、「この営業は何もわかってないな…」と思われると、提案は聞いてもらえません。
勉強をすることで、仮説の精度が高くなったり、お客様が気がつけていない解決策を提案できたりするようになります。

お客様の課題を解決することが営業だと考えたときには、
業界に関する知識や周辺領域の知識を身につけておくに越したことはありません。

5. 本以外のおすすめの勉強法

団長
団長

本は有益な情報源ですが、他にも営業に関する情報を学ぶ場がいくつかあるので、
自分が役に立ったというものをご紹介します。

XやYoutubeで情報を得る

SNS等で有益な情報を発信されている方もいらっしゃるので、SNSで良いと思った投稿をまとめるなどもおすすめです。
おすすめのXアカウントとYoutubeチャンネルをご紹介します。

営業のコミュニティに参加する

おすすめのコミュニティをご紹介します。

また、コミュニティではないですが、
営業の情報が集まるプラットフォームのYEALE(https://yeale-by-cerebrix.com/)もおすすめです。

営業のイベントを視聴する

営業関連では、大きなイベントが行われているので、
イベントを視聴することで、学びを得ることもおすすめです。

自分自身、イベントを視聴することで学びを得ることも多くあります。

6. 最後に

営業1年目の新人におすすめな本9選をまとめると

となります。

団長
団長

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。

このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

わたしたちについて

またこのブログでは、他にもキャリアについて記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。