この記事では、
- 「そろそろ、美味しい日本酒を嗜むことにチャレンジしてみたい」
- 「でも日本酒のことは自分はよくわからない」
という方に向けて、
- 酒屋で働いていた際、日本酒初心者の方、若者の方によくおすすめしていたお酒
- これを選んでおけば間違いない、というお酒
について、自分も同じように不安になったり挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 前提:筆者の経歴

「大学時代に酒屋でアルバイトをしていた人」というのはなかなか身近にいないのではないでしょうか。
どんな業務をしていたのか含め、筆者の経歴を簡単にご紹介いたします。
私は大学時代、アルバイトとして、主に日本酒を取り扱う酒屋で働いていました。
※「居酒屋」や「蔵元」と、「酒屋」がどのように違うのか簡単に説明すると、以下の通りとなります。
- ○酒屋:蔵元で作られたお酒を仕入れ、販売する小売店
- ×蔵元・酒蔵:お酒を作っている製造元
- ×居酒屋:お酒・料理を提供する飲食店
アルバイトの際は、
- 店舗で接客。お客様におすすめの日本酒をご紹介したり。
- 店頭のポップ(お酒の説明文章)作成
- お酒のピッキング(倉庫から店舗にお酒を出す)
などの業務を行っていました。
私がアルバイトとして働いていたお店は、実店舗での販売の他にオンライン通販も行っていたのですが、
実店舗やオンライン通販で「人気No.1」の札を貼っていた商品が、実は今お店で一番「売れ残っている」商品だったりすることが度々ありました。
それに「モヤ」っとし、「本当に売れている人気の商品はなんなのか」をお伝えしたいと思ったのが、本記事を書こうと思ったきっかけです。
2. 獺祭

まずは安定の「獺祭(だっさい)」です。居酒屋でも、比較的よくメニューに載っているお酒なのではないでしょうか。
「獺祭」と一口に言っても、お米の磨き具合などによって種類が様々に分かれてきます。
以下では、スタンダードな獺祭の種類を一通りご紹介します。
獺祭 純米大吟醸45 720ml
「美味しくなければ意味がない」獺祭のスタンダード。山田錦を45%まで磨いた、米由来の繊細な甘みと華やかな香り。
獺祭 純米大吟醸45 720ml|旭酒造株式会社 直販サイト
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 720ml
華やかな上立ち香と口に含んだときに見せるバランス良いきれいな甘み。飲み込んだ後の長い余韻。これぞ、純米大吟醸。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 720ml|旭酒造株式会社 直販サイト
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 720ml
華やかな上立ち香と口に含んだときのきれいな蜂蜜のような甘み、飲み込んだ後口はきれいに切れていきながらも長く続く余韻。獺祭のフラッグシップ。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 木箱入り 720ml|旭酒造株式会社 直販サイト
「二割三分」「三割九分」「四割五分」というのは、それぞれ「お米をどれだけ削っているか」を表している数字です。
- 二割三分=お米を「23%」しか残していない(お米を77%削っている)
- 三割九分=お米を「39%」しか残していない(お米を61%削っている)
- 四割五分=お米を「45%」しか残していない(お米を55%削っている)
という見方になります。基本的に、
- お米を削れば削るほど、味が洗練され、すっきりした味わいになる
- お米を削らずに残すほど、お米の旨味・ふくよかさなどが感じられるどっしりした味わいになる
傾向があります。
獺祭の値段としては
- 値段が高い|「二割三分」>「三割九分」>「四割五分」|値段が安い
となっています。
獺祭 おためしセット 180ml x3本
それぞれの精米の違いが楽しめるセットです。初めて獺祭をお飲みになる方やちょっとした贈り物におすすめです。
獺祭 おためしセット 180ml x3本|旭酒造株式会社 直販サイト
基本的に日本酒を瓶で買おうとすると、720ml(4合の量)、もしくは1800ml(10合の量)でしか買うことができないことが多いのですが、
この飲み比べセットは、180ml(1合の量)という飲みやすい量の瓶が3本入っているセットになるため、
日頃から日本酒をたくさん飲む習慣がない人でも、比較的「手軽に飲みやすい」というのが、とても良い点だと思っています。
3. 荷札酒

続いてのおすすめは「荷札酒」です。
取り扱っている店舗・居酒屋が少なく、希少性が高いお酒ですが、非常にフルーティーで飲みやすいため、初心者の方にとてもおすすめです。
個人で手に入れるには、通販が一番簡単な入手方法になると思われます。
荷札酒 黄水仙 純米大吟醸
ALC.13度の低アルの日本酒。低アルにありがちな薄さはなく、お米本来の甘酸を感じることができる優しい味わい。後口はスーっとキレる抜けのいいお酒です。杯が重ねられるお酒です。
加茂錦 「荷札酒」 - 田島屋酒店
4. 赤武

続いてのおすすめは「赤武」です。
こちらも「フレッシュ」「フルーティー」感があり、初心者の方におすすめです。
また様々な受賞歴があり、日本酒初心者でなくても非常に満足できるお酒になっています。
赤武 純米
ゴツゴツとした見た目とは裏腹にまるで「純米吟醸酒?」と感じてしまうほどに、清涼感、フレッシュさに溢れた純米酒。それは香りからも伝わり、グラスに注ぐと、新鮮な米の甘みが果実感を伴ってフルーティーな香りを生み出し、スッと鼻を抜けていくような爽やかさが鼻腔を刺激します。含んでみると、柔らかくふくらむ米の旨みとミネラリィさを感じる清涼感がとても心地よく舌上を滑っていきます。
しかし、ただ飲みやすいというだけではなく、その旨みには厚みもあり、幅を出しているので、まるでジューシーなお米の果実を丸かじりしているような、芳醇な旨味に満ちています。気づくと、ロウソクのようにフッと消えていく後味も見事で、飲み疲れのない、最良のバランスで醸された純米酒です。
AKABU 純米 720ml|AKABU(赤武酒造)|酒専門店鍵や
赤武 純米吟醸
AKABUの中でも大変な人気を誇る純米吟醸酒のご紹介です。
赤武酒造の地元である岩手県の米を使用し、純米吟醸酒表記でありながら、50%精米と純米大吟醸クラスの精米歩合も相まって、雑味はほとんど感じることなく、次の一杯を喉が欲してしまうような仕上がりのお酒になっております。華やかな吟醸香はメロンやリンゴのようなフレッシュ&フルーティーな香り。突き抜ける、春の晴天のような心地よい香りは口に含む前から飲み手を高揚感で満たしてくれます。
AKABU 純米吟醸 720ml|AKABU(赤武酒造)|酒専門店鍵や
味わってみるとスカッと、潔い甘さを携えたなんとも爽やかな甘み。また、味わいにはボリュームもり、爽快でありながら、旨みを多く含んだジューシーさも感じさせてくれます。旨み、酸味、苦味がこれほど高水準にバランスの取れたお酒は中々ないのではないでしょうか。
余韻も、僅かに感じる程度の酸味が鮮やかなキレを生み出し、いくらでも飲み続けたいと思う一本と言えるでしょう。お酒好きならこのハイレベルな酒を飲まない訳にはいきません!是非この素晴らしい一本をご賞味ください。
5. 風の森

続いてのおすすめは「風の森」です。
「無濾過・無加水の生酒」で、開けた瞬間には、発酵由来の自然の炭酸ガスによるプチプチ感が楽しめます。
風の森 秋津穂657
風の森にとって醸造適性に優れた秋津穂は全量が地元の契約栽培米です。秋津穂純米は風の森のスタンダード。しぼってそのままのボリューム感ある味わいをお楽しみいただけます。
風の森|油長酒造株式会社
6. 黒龍

最後のおすすめは「黒龍」です。その中でも特に「純米吟醸」がおすすめです。
こちらも香りは「フレッシュ」「フルーティー」で、口当たりもすっきりしています。
黒龍 純米吟醸
福井県産五百万⽯が持つ⽶本来の旨みを引き出しつつ、爽やかな飲み⼼地を追求しました。味と⾹りのハーモニーが醸す深いうまさの純⽶吟醸酒です。
黒龍 純吟 – 黒龍酒造|KOKURYU|永遠へつながる一献「黒龍」|自由の扉をあける一杯「九頭龍」
7. 最後に
初心者・若者向けにおすすめの日本酒をまとめると
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にも暮らしについて記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。