【簿記2級】2ヶ月半で独学一発合格した私の勉強法

この記事では、

  • 「簿記2級の勉強を始めるにあたって、短い期間で合格した人の勉強法を知りたい」
  • 「簿記2級の勉強が難しくて挫折しそうになっている」

という方に向けて、

  • どんなツールを使ってどんなスケジュールで合格までに至ったのか
  • 挫折しそうになった時はどう乗り越えたか

について、自分も同じように不安になったり挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

妻

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

1. 簿記2級合格までの一連の勉強の流れ

妻

簿記2級の勉強を始めてから試験に合格するまでの一連の流れを、使用したツール・スケジュールなどの実例を交えてご紹介します。

簿記2級に限らず、資格取得や高校・大学受験など、何かを受験する際は、以下の流れで進めていくことが基本です。

  • STEP1:試験範囲の内容を一通り理解する
  • STEP2:問題集レベルの問題をすらすら解けるようになる
  • STEP3:本番レベルの問題を解けるようになる

以下、上記STEPごとに、私がどんなテキスト・アプリ・ツール等を用いながら勉強を進めていったのか、具体的なスケジュールとともにお伝えしていきます。

また、できる限りお金を使わずに学習を進めたかったため、勉強は無料のサイトやツールを駆使するなどしていました。その点も踏まえてお伝えをいたします。

STEP1:試験範囲の内容を一通り理解する

STEP1にかけた時間

・約67.5時間
└内訳:「1日あたりの勉強時間:約1.5時間(1〜2時間)」×「6週間(2024/10/1〜2024/11/14の45日間)」

STEP1で使用したツール

・CPAラーニング

CPAラーニング
(アプリ版:無料)
CPAラーニング
(PC版:無料)


・パブロフ簿記2級商業簿記アプリ・パブロフ簿記2級工業簿記アプリ

パブロフ簿記2級商業簿記
アプリ(有料)
パブロフ簿記2級工業簿記
アプリ(有料)

CPAラーニング」とは、簿記や会計などの講義動画を無料で公開しているサイトです。

無料と聞くと怪しそうに思うかもしれませんが、講義・テキスト・サイトの内容等全て、有料レベルのクオリティのものが提供されていました。

また、隙間時間にスマホで勉強できるよう、パブロフ簿記のアプリも使用していました。

簿記3級までは無料アプリで勉強していましたが、簿記2級になると無料のアプリではあまりよさそうなものを見つけることができなかったため、大人しく、評価が高かったパブロフ簿記アプリを有料で購入しました。

続いて実際のスケジュールとともに、具体的にどんな勉強方法で進めていったかをご紹介します。

1週目[2024/10/1(火)〜2024/10/7(月)]:商業簿記受講1周目

この時期私は妊娠中だったのですが、だんだんつわりがおさまってきて、日付的にキリも良かったので、10月1日から簿記2級の勉強を開始することにしました。

CPAラーニング
日商簿記2級 商業

まずは商業簿記から勉強を始めました。商業簿記から開始した理由は、

  • 簿記3級の知識を引き継げるため脳の負担が少ない
  • 工業簿記の一部に、商業簿記の理解ができていないと話が通じない箇所がある

ためです。

CPAラーニング商業簿記の講座は全部で23本。それを10日で1周できるよう、1日2本〜3本のペースで視聴していました。
そうするとちょうど、10月1日〜10月31日までで3周ほどできる計算になります。

講義動画は、1本30分〜60分程度。それを1.75倍速で見ていたので、1日だいたい1時間〜2時間程度の視聴時間でした。
「朝起きてから出勤するまでの時間」「昼休み」「帰ってきてから寝る前まで」などの隙間時間に、動画をながら見をしていました。

1周目はとにかく「ながら見」で、メモなども一切取らず、一通り範囲をさらっと認知することのみにとどめました。
布団に寝っ転がりながら見ていることも多かったです。

2週目[2024/10/8(火)〜2024/10/14(月)]:商業簿記受講1〜2周目

受講2周目からは、動画を見終わった後、パブロフ簿記アプリで、その日受講した分野と同じ分野の仕訳問題を1周分解いて復習をしていました。

受講2周目も「ながら見」で、1周目と同じくメモを取ることなどはしていませんでした。

3週目[2024/10/15(火)〜2024/10/21(月)]:商業簿記受講2〜3周目

受講3周目は、ながら見ではなく、動画を見ながらテキストにメモを書き込む方式で受講をし、知識を完全に定着させることを行いました。

そうすると、ながら見をしていた時よりも受講に時間がかかるようになったため、パブロフ簿記アプリで復習をする時間がなくなり、3周目では行っていませんでした。

CPAラーニングではテキストのPDFが無料でダウンロードできたため、それを自宅で印刷し、そこに書き込む形で勉強していました。

※が、後になって、テキストが普通に書店で安く販売されていたことを知りました。
自宅で印刷したことでテキスト代は浮きましたが、コピー機のカートリッジを消費しましたし、間違えたサイズで印刷してしまいあたふた・・などもあったため、面倒な方は買ってしまっても良いかもしれません。

4週目[2024/10/22(火)〜2024/10/28(月)]:商業簿記受講3周目
5週目[2024/10/29(火)〜2024/11/4(月)]:商業簿記受講3周目終了・工業簿記受講1周目

10月の1ヶ月で商業簿記の理解はほぼできたため、続いて11月からは工業簿記の受講に移りました。

CPAラーニング
日商簿記2級工業(登川)

CPAラーニング工業簿記の講座(登川先生版)は全部で14本。それを1週間で1周できるよう、1日2本のペースで視聴していました。

CPAラーニング工業簿記の講座は植田先生版と登川先生版の2パターンありましたが、登川先生は商業簿記も担当していたため、そのまま同じ先生に教わった方がわかりやすいかなと思い、登川先生版を受講しました。

工業簿記も、1周目はとにかく「ながら見」で、メモなども一切取らず、一通り範囲をさらっと認知することのみにとどめました。

6週目[2024/11/5(火)〜2024/11/14(木)]:工業簿記受講2周目

※(産休のため2024/11/14(木)が最終出社日で、そこに日付を合わせて勉強していた都合上、6周目の最後は11/14の日付になっています。)

工業簿記でも、受講2周目からは、動画を見終わった後、パブロフ簿記アプリで、その日受講した分野と同じ分野の仕訳問題を1周分解いて復習をしていました。

なお、パブロフ工業簿記アプリでは、仕訳練習だけでなく、計算練習もできるようになっていましたが、計算練習の方は、問題の順番や解説の内容がCPAラーニングの内容と若干異なっているように感じたため、混乱を防ぐためにも、あまり使用していませんでした。

受講2周目も「ながら見」で、1周目と同じくメモを取ることなどはしていませんでした。

また工業簿記については、受講は3周せず、2周で終わらせました。ですので商業簿記の3周目で行っていた「テキストを印刷しそこにメモを書き込む」という勉強は行っていません。

理由は、商業簿記は、仕訳の背景を理解し覚えることが、学習の多くの割合を占めている(ように感じた)ため、動画を見ているだけでもかなりの勉強になるのに対し、

工業簿記はただ動画を見て知識を定着させるというより、実際に問題を解いて、勘定連絡図やBOX図・シュラッター図等を実際に手で書いて体に染み込ませないと、身につかない内容であると感じたためです。

以上が、私がSTEP1で行った勉強の内容とスケジュールになります。

今振り返ってみると、STEP1に時間をかけすぎてしまっている感も否めないなと思っています。1周目から、ながら見ではなく、テキストにメモをとって本気でインプットしていたら、もっと時間は短縮できたかもしれません。

ただ何回も範囲をさらった分、短期で詰め込むよりもずっと、頭の深くに記憶が刻まれたように思うため、これでよかったのかもしれないとも思っています。

人によると思うので、ぜひ参考までにとどめてください。

STEP2:問題集をすらすら解けるようになる

STEP2にかけた時間

・約73.5時間
└内訳:「1日あたりの勉強時間:約3.5時間(3〜4時間)」×「3週間」

STEP2で使用したツール

・問題集(資格★合格クレアール)

資格★合格クレアール
日商簿記2級商業簿記問題集
資格★合格クレアール
日商簿記2級工業簿記問題集

・パブロフ簿記2級商業簿記アプリ・パブロフ簿記2級工業簿記アプリ

クレアールの問題集を使った理由には経緯があります。

実は私は、大学4年生の卒業間近に、簿記2級の勉強を少しだけしていたことがありました。その際は「資格★合格クレアール」でオンライン受講をしていました。

しかし社会人になってすぐに仕事に忙殺されてしまい、簿記2級の勉強は全くしなくなってしまいました。クレアールの教材も、ほぼ新品のまま数年間放置の状態でした。

今回改めて簿記2級に0から挑戦するにあたり、せっかく以前有料で購入した教材が手元にあるのだから、せめて問題集だけでもクレーアールのものを使用しようと思い、使った次第です。

(講義動画については視聴期限切れになっていたため、前述の通り、無料のCPAラーニングで受講をした次第です。)

ただしこのような「受講で使用した教材と問題集で使用した教材がバラバラ(しかも問題集の購入日が昔)」というやり方は、みなさんにはおすすめしません。

理由は以下の通りです。

  • 簿記の範囲改定は度々行われているため、数年前に購入した問題集を使用すると、今では範囲外の問題が出てきたり、逆に今では範囲内になっているものがカバーできなかったり、といった問題が生じる
  • STEP1の受講時に教わった解き方・コツ・解説と、問題集に載っている解き方・コツ・解説が異なっていることがあり、混乱する

もし私がクレアールの教材を持っていなかったら、大人しくCPAラーニングの問題集を使用していたと思います。

CPAラーニングの問題集は、サイト上でPDFが無料でダウンロードできるため、それを自分で印刷すれば費用もかからず、且つ解説動画も無料でついているため、お得で安心だと思われます。

それでは以下、実際のスケジュールとともに、具体的にどんな勉強方法で進めていったかをご紹介します。

1週目[2024/11/15(金)〜2024/11/21(木)]:商業簿記・工業簿記問題集1周目

クレアールの問題集は、商業簿記は245ページ、工業簿記は211ページありました。それをどちらも1週間で1周できるよう、商業簿記は1日35ページ分、工業簿記は1日30ページ分と決めて、問題を解いていました。

またこの時期からは、夜寝る前や家事の隙間時間などに、パブロフ簿記アプリの仕訳問題をとにかく解きまくるようにしました。

結果、1日あたり、商業簿記1.5〜2時間、工業簿記1.5〜2時間くらいの時間をかけて勉強をしていました。

また問題集を解くときは、実際に手を動かして問題を解いていくのがベストだと思います。

ただ私は、妊娠による眠気・体のだるさに勝つことができなかったため、1周目・2周目については、ベッドに横になりながら問題集を眺め、頭の中で解く形で勉強をしていました。

2週目[2024/11/22(金)〜2024/11/28(木)]:商業簿記・工業簿記問題集2周目
3週目[2024/11/29(金)〜2024/12/5(木)]:商業簿記・工業簿記問題集3周目

3周目では流石に、机に向かって勉強をしました。

ただし、単なる仕訳問題など、問題を見てパッと解けるものは飛ばし、長大な問題や、精算表・財務諸表、連結財務諸表等の問題に絞り、実際に手を動かして勉強をしました。

以上が、私がSTEP2で行った勉強の内容とスケジュールになります。

STEP2についても、問題集1周目の時からちゃんと、机に向かって手を動かしながら勉強していたら、より時間は短縮できたかもしれません。

ただ、STEP1と同じように、何回も問題集をさらった結果、より深く記憶に定着したようにも思うため、どちらが良かったのかはわからないなとも思っています。

こちらも人によると思うので、ぜひ参考までにとどめてください。

STEP3:本番レベルの内容を解けるようになる

STEP3にかけた時間

・約42時間
└内訳:「1日あたりの勉強時間:約3時間(1日1模試90分+復習90分)」×「2週間」

STEP3で使用したツール

【模試】
・パブロフ商業簿記アプリの購入者特典の模試(1回分)
・パブロフ工業簿記アプリの購入者特典の模試(1回分)
・CPAラーニング模試(3回分、無料)
・ネットスクールの模試(3回分、無料)
・日商簿記公式が出しているサンプル問題

CPAラーニング
日商簿記2級 ネット模擬試験
ネットスクール
日商簿記2・3級ネット試験無料体験プログラム
商工会議所の検定試験
簿記2級 サンプル問題

【「傾向と対策」の把握】
・CPAラーニング「ネット試験対策 2級」の動画視聴

CPAラーニング
ネット試験対策 2級

何かを受験する際は必ず、その試験の「傾向と対策」を抑えることが大切です。

私は簿記3級の受験の際、全く「傾向と対策」を抑えることをせずに受けにいってしまい、

ネット試験の要領がわからず混乱、時間ギリギリ70点ピッタリ精神ヒヤヒヤで合格するという失態を犯してしまったことがありました。

その反省を活かし、今回の2級ではしっかりネット試験の傾向と対策を抑えるよう心がけました。

それでは以下、実際のスケジュールとともに、具体的にどんな勉強方法で進めていったかをご紹介します。

1週目(2024/12/6〜2024/12/12):CPAラーニングで「傾向と対策」を把握→各種無料模試を解く

模試をいきなり受け始める前に、まずCPAラーニングで、ネット試験の傾向について解説してくれている動画を視聴しました。

CPAラーニング
ネット試験対策 2級

CPAラーニングの動画では、

  • 大問1〜3は商業簿記、大問4〜5が工業簿記
  • 問題は1→4→5→3→2の順番で解く
  • 大問1の商業簿記仕訳問題と大問4・5の工業簿記で確実に点を取り、大問2・3では部分点を狙う

など簿記2級を受験する上でのテクニックをさまざま教えてくれて、とても参考になりました。

それらを頭に叩き込んだ上で、次に無料で受けられるネット模試を調べ、それらを片っ端から受けるようにしました。

私が受けた模試は以下の通りです。

  • パブロフ商業簿記アプリの購入者特典の模試(1回分)※
  • パブロフ工業簿記アプリの購入者特典の模試(1回分)※
  • CPAラーニング模試(3回分、無料)
  • ネットスクールの模試(3回分、無料)
  • ※パブロフ簿記の模試については、アプリ(有料)を購入した人向けの特典ですので、厳密には完全無料ではありませんが、載せています。

模試を受ける際は、単に問題を解くだけでなく、

  • 「白紙のメモには、どのような構成でメモを取っていくか(第1問のメモをとる箇所はここ、第4問のメモをとる箇所はここ、など決めておく)」
  • 「自分なりにベストな時間配分はどれくらいになりそうか」

など、本番で「問題を解くテクニック」について1から考えなくて済むよう、本番を意識しながら問題を解きました。

また模試に付属している解説動画は、必ず視聴をするようにしていました。

その際は、単に問題の解説を聞くのではなく

  • 「簿記に精通している人は、どのようにショートカットして問題を解く時間を短縮させているのか」
  • 「どのようにメモを取っているのか」

などを見て、その技を盗むことを意識するようにしていました。

また模試を解いてみて、理解があやふやだと思った箇所については、ググったりして補足知識をつけるようにしました。

特にパブロフ簿記さんの、連結財務諸表作成の解説動画はとてもわかりやすかったです。実際の試験でも第2問で連結財務諸表が出ましたが、この動画のおかげで、第2問満点を取ることができました。

パブロフ簿記
連結会計② 連結財務諸表の解き方【無料動画】

1日1模試(90分)を受け、模試終了後は復習を同じ時間程度かけて行っていたため、結果、1日あたり3時間程度かけて勉強をしていました。

2週目(2024/12/13〜2024/12/17):引き続き各種無料模試を解く

無料で受けられる模試を受け尽くした後、試験日までに若干の時間があったため、残った時間は、日商簿記公式が出しているサンプル問題についても全て目を通すようにしていました。

2024/12/18:簿記2級ネット試験受験・合格

無事、88点で合格することができました。

以上が、私がSTEP3で行った勉強の内容とスケジュールになります。

受けたネット模試は、どれも1回目から合格点越えを取ることができていました。

ただ、Yahoo!知恵袋などで調べてみると、私が受けていた無料模試は難易度が低いものだったようでしたので、その分、どの模試も満点が取れるまで、わからない部分が一切なくなるまで、復習をするよう心がけていました。

結果、無事簿記2級に一発で合格をすることができました。

2. そのほか合格率を上げるための方法

妻

簿記2級には、統一試験とネット試験の2つの受験方法があります。
おすすめは、ネット試験で受験をすることです。以下でその解説をします。

ネット試験を受ける

簿記2級を受ける際は、ネット試験で受験することがおすすめです。理由は以下の通りです。

  • ネット試験の方が合格率が高く、難問・奇問も出づらいと言われている。
  • 受験日の調整がしやすい。

一番は何よりも、ネット試験の方が合格率が高いと言われていることです。この点については、さまざまな資格スクールから細かい情報が出されていると思いますので、ぜひそちらを調べてみてください。

受験日の調整については、自分で自由に調整できてしまうと、ダラダラ先延ばしにしてしまって逆に良くない、という意見もあるかと思います。

私もその通りだと思っていて、実際自分で受験日を決められる分、少し甘えてしまい勉強期間が伸びてしまった面があったかも、と思っています。

ただネット試験であれば、試験日の直前に感染症などに罹ってしまったりした場合、キャンセル期限より前であれば、試験日の変更ができ、体調が回復して勉強の遅れを取り戻してから受験することができるなど柔軟性があり、

昨今の社会事情を踏まえると、その点は大きなメリットだなと感じています。

私も、妊娠中だったこともあり、もしかしたら突然の体調不良などがあるかもしれないという懸念があったため、自分の体調を見ながら直前に申し込めるというのは、とてもありがたかったです。

3. 挫折しそうになった時、どう乗り越えたか

妻

私も、妊娠による眠気や体のだるさなどがあり、何度も挫折しそうになりました。
そんな時にどんな気持ちで勉強を続けていたかをご紹介します。

乗り越え方①:どんな自分でありたいか、どんな自分になりたいかを常に問う

私は「youtubeやSNSをダラダラ眺めて時間を浪費し結果何も自分の手元には残っていない」という自分よりも、目標に向けて日々努力し、常にシャキッ・パリッとしている自分でありたいなと思っています。

ついついダラっとしてしまいそうになった時は、

「ここでダラっとした先に待っている未来・自分ってどうなってしまっているんだろう」
「このまま、ただぐちぐち日頃の出来事に文句を言う、そんな人間になってしまっていいのか」

など考え、自分を奮い立たせるようにしていました。

乗り越え方②:モチベで動かない。やると決めたことは淡々とやる。

これは社会人になってから身につけた考え方ですが、社会人は会社からお金をもらって働いている以上、その日の感情やモチベに関係なく、どんな時でもプロとして成果を残す必要があると思っています。

その考え方を引き継ぎ、簿記2級の勉強についても「やると決めたことはやり切る。そこに感情を持ち込まない。」という考えで、どんなに感情が乗らなくても、テキストを開いて強制的に勉強を始める、というやり方をしていました。

よく「やる気を出してから勉強を始めるというより、勉強をしているうちに気持ちが乗ってきて(やる気が出てきて)勉強が続くようになる」のようなことが言われていると思いますが、実際私もその通りだと思います。

やる気に関係なくまずテキストを開く、勉強を強制的に始める、を最終的には自分に課すようにしていました。

4. 最後に

簿記2級の勉強方法をまとめると

  • STEP1:試験範囲の内容を一通り理解する
  • STEP2:問題集レベルの問題をすらすら解けるようになる
  • STEP3:本番レベルの問題を解けるようになる

となります。

STEP1〜STEP3までにかかった時間を合計すると、183時間程度になります。幸運にも、標準より少し早い時間で合格をすることができたのかなと思っています。

本記事の内容が、簿記2級にチャレンジする人を少しでも勇気づけられるものになっていましたら嬉しいです。

妻

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。

このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

わたしたちについて

またこのブログでは、他にもキャリア・資格取得について記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。