この記事では、
- 「ベンチャー企業への就職を考えているけど、年収が低いと言われていて不安」
- 「ベンチャー企業の実際の年収がどのくらいなのか知りたい」
という方に向けて、
- ベンチャー企業の新卒のリアルな初任給と年収
- ベンチャー企業の年収に関するメリット
- ベンチャー企業で高収入を得る方法
- ベンチャー企業の年収に関する注意点
について、自分も同じように不安になった経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. ベンチャー企業の新卒のリアルな初任給と年収

自分のリアルな給料を公開します!
新卒で入社したのは、数年前の話なので、今は初任給の水準も少し上がっているかもしれませんが、
ご参考にしていただければと思います!
ベンチャー企業の実際の初任給
- 基本給:21,9000円
- 雇用保険料:657円
- 所得税:5,480円
- 差引支給額(手取り):212,863円
新卒1~3年目における年収の変遷
- 新卒1年目:3,293,619円
- 新卒2年目:4,954,815円
- 本業:3,643,125円
- 副業:1,311,690円
- 新卒3年目:4,599,460円
- 本業:3,899,460円
- 副業:700,000円
こうしてみると、副業が収入にもたらすインパクトはとても大きいなと感じます。
新卒1年目の3月から副業を開始して、新卒2年目からの収入として貢献してくれていますが、
もし迷っている当時の自分がいたら、迷わずに行動することがいかに重要かを伝えたいと思います。
新卒1年目から副業を始めた実体験については、こちらでまとめていますので、
気になる方はこちらも参考にしてみてください。
2. ベンチャー企業の年収に関するメリット

ベンチャー企業の年収がどのくらいかは分かったけど、大手企業と比べてどんなメリットがあるの?という方もいると思うので、ベンチャー企業の年収に関するメリットをお伝えします。
成果主義である
同期で入社したメンバーで、業務の差があれど、評価と給料は変わらないという話もよく聞きますが、
ベンチャー企業では、人数が限られていることもあり、しっかりと業務に取り組むメンバーとそうでないメンバーには
明確に差をつけて評価をする余裕があります。
また、ベンチャー企業は、ある特定の人の仕事ぶりによって、仕事が回っているケースもあるため、
そのような人は会社にとって貴重な人材として、評価されます。
大手企業では、あまり仕事もせずに高い給料をもらっているシニア層もいますが、
ベンチャー企業では、そのような人材は評価されず、給料も上がらないため、
生き残っていくことができないという構造になりやすいです。
年収以外のメリット
働き方やスキルアップなど、ベンチャー企業に入って良かったと感じたメリットについて、別記事にまとめていますので、
年収以外の部分でベンチャー企業について気になる方はこちらも読んでみてください。
3. ベンチャー企業で高収入を得る方法

これからベンチャー企業に入社する予定だけど、どうやったら収入を上げていけるだろうという方向けに、収入の上げ方についてポイントをお伝えします。
これは、あくまでも効果的に収入を高めるためには、どうしたらいいか?という目線でのポイントなので、仕事への向き合い方としては、自分のためだけではなく、ステークホルダーの利益増大を目指すという気持ちで仕事に取り組むのが重要だと考えています。
①会社内で評価されている人を把握する
まずは、会社内で誰が評価されているのかを把握しましょう。
社内の色んな人と会話をすることで、「あの人はすごい」というような声が聞こえてくると思います。
②評価されている人の共通点を見つける
次に、評価されている人が分かったら、その人達の共通点を見つけましょう。
会社によって、どのような人が評価されるかは違うので、あくまで参考ですが、以下のようなイメージです。
- 圧倒的な成果を出している
- 事業インパクトの大きい役割を担っている
- 高い専門性やスキルを持っている
- 困ったときに相談したらどうにかしてくれる
自分の会社の場合は、まさに上の4つに当てはまるような人が評価される職場だと感じています。
③評価されるための行動を実行する
評価制度が変わらない限り、その会社で評価される人は、②で見つけた要素を持つような人なので、
自分自身がその要素を持てるように行動していきましょう。
自分の場合は、圧倒的な成果を出すのが難しい役割を担っていると感じたため、
以下のような役割を担うことで、会社から評価をしてもらえるように行動しました。
- 専門性やスキルが必要となる部署に行くために、外部で学ぶ
- 事業インパクトの大きい役割の部署に異動できるように、自分の強みや学んだことを伝える
- 困ったときに相談してもらえるように、多方面での情報をすぐに引き出せるように準備しておく
番外編① 副業をする
自分のように、本業である程度評価をしてもらえても、給与の上昇する幅が小さい場合は、
副業で収入を得ることをおススメします。
副業はスキルアップにもつながるため、学んだことを本業に活かすことによって、
さらに評価を上げていくというサイクルを回すことも可能になります。
副業と本業の両立や本業に活かす方法については、以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
番外編② スキルを身につけて転職をする
自分の得意とするものと会社で評価される内容が違うのであれば、
その会社で身につけられるスキルを身につけたら、転職をすることをおススメします。
自分自身の強みが活かせるかつ評価される場所で働いた方が、ストレスなく働くことができると思います。
また、副業によってスキルを身につけて転職に活かすという方法もあります。
4. ベンチャー企業の年収に関する注意点

ベンチャー企業に入社をする際に、年収や評価の部分で注意しておきたいポイントがあるので、お伝えします。
このポイントを理解しておかないと、入社してから後悔してしまう可能性があるので、しっかりと確認しておいてください。
①固定残業時間の有無
固定残業時間がどのくらいあるのかは必ず確認した方が良いです。
給料が高いと思っても、固定残業代が多く含まれている場合は、実際の基本給は少ない可能性があります。
固定残業時間が多いと、残業をしても給料が変わらないことにストレスを感じるようになります。
実際、ベンチャー企業では、給料の計算を簡単にするために、固定残業時間を45hと設定しているところもありますが、
45h分の固定残業が含まれていることを考えたときの年収として、相場よりも低すぎないかなど確認することが重要です。
②社内におけるポジショニング
どんなポジショニングの人が年収が上がっていきやすいのか、その会社で評価されるのかを確認しましょう。
- 新卒と中途どちらを優遇しているのか?
- どの部署が社内で権力を持っているのか?
- マネージャーとエキスパートどちらの方が優遇されるのか?
このようなポイントを確認することで、その会社に所属したときの年収における影響が見えてきます。
実際、自分の会社では、新卒の方が中途社員に比べて明らかに給与の上がり幅が大きく、
「新卒を大切に育てていって、辞めてほしくない」という雰囲気を感じます。
また、営業力で事業が伸びていることもあり、開発と営業では、営業の方が権力が強い印象です。
マネージャーとエキスパートでは、マネージャーは業務負荷がとても大きく、
エキスパートは業務負荷はそこまで大きそうには見えないですが、給料のレンジは同じです。
このように、どういうポジショニングを取ることで、業務に対して効率的に年収を上げていくことができるのかが見えてくると、「こんなに頑張っているのに…」とストレスを感じる働き方をしないで済みます。
③曖昧な評価基準
すべての従業員が満足する評価基準をつくることはとても難しいです。できないと思います。
評価をするのは人間のため、どうしても何かしらのバイアスや思いなどが入ってしまうものです。
その曖昧さを少しでもなくすために、評価のタイミングに関わらず、
「自分に何が求められているか?」と「具体的な行動目標」を合意しておきましょう。
そうすることで、評価のタイミングにおいても、求められた役割をどれだけ達成できたのか?を明確に評価することができるようになるので、評価の納得度を高められるようになります。
なんとなくで評価されて納得いかないという状況にならないように、
出来る限り事前にコミュニケーションをとって、合意しておくことが重要です。
5. 最後に
ベンチャー企業の新卒の年収についてまとめると
- 新卒1~3年目では、300~400万円くらい。
- 年収を上げるためには、評価の仕組みを理解することがポイント
- 注意点として、固定残業時間の有無やポジショニングを押さえておくことが重要
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
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