この記事では、
- 「Kindleはスマホでも読めるし、わざわざKindle端末を購入しなくても良いのでは?」
- 「Kindle端末のメリットって何?」
という方に向けて、
- 私が実際にKindle端末を使って感じたメリット
- スマホとKindle端末をどう併用しているか
についてお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. そもそも、Kindle端末とは?

いきなりメリット・デメリットの話に入る前に、まずはそもそも「Kindle端末」とはなんなのか、について最低限の特徴を押さえておきたいと思います。
Kindleと呼ばれるもの
一口に「Kindle」といっても、シーンによってKindleの何を指しているのかが異なる場合があります。
そこでまずは単語の定義を整理したいと思います。
- Amazon内にある電子書籍ストア
→Kindleストア - Kindleストアで買える電子書籍
→Kindle版・Kindle本 - Kindle本読み放題のサブスク
→Kindle Unlimited、Prime Reading - Kindle本が読めるアプリ
→Kindleアプリ - Kindle本が読める専用端末
→Kindle端末
この記事は、特に「Kindle端末」についてそのメリットを語る記事です。
※(「Kindle端末のメリット・デメリット」については、別論点になるため、別記事でまとめています。ぜひ併せてご覧ください)
改めて簡単にまとめると、「Kindle端末」は、Kindle本を読む専用端末のことです。
大前提、Kindle本は「Kindle端末」を使わずとも、お手持ちのスマホ・タブレット・PC等の端末で読むことが可能です。
しかし「Kindle端末」を使用して読書すると、「読書習慣がよりつけやすくなる」「読書に集中しやすい」などメリットが多いです。
そこで今回は「Kindle端末のメリット」「なぜビジネスパーソンにはKindle端末がおすすめなのか」について詳しく解説をしていきたいと思います。
前提補足:Kindle端末の種類
Kindle端末にはいくつか種類があります。違いを簡単にまとめると、以下の通りとなります。
「Kindle Paperwhite」の機能に加えて、明るさの自動調節機能やワイヤレス充電機能あり

New Kindle Paperwhite シグニチャーエディション (32GB) 7インチディスプレイ、明るさ自動調整、色調調節ライト、12週間持続バッテリー、広告なし、メタリックブラック
Kindle本の中に直接メモを書き込むことができる手書き入力機能付き。

Kindle Scribe キンドル スクライブ (16GB) 10.2インチディスプレイ Kindle史上初の手書き入力機能搭載 プレミアムペン付き (2022年発売)
どの種類を選ぶかについては「自分がKindle端末に対してどれだけ価値を感じることができるか」「その価値にいくら払えるか」次第で決めるのが良いと考えています。
私は一番シンプルな「Kindle」を使用しています。
まずはとりあえず「Kindle端末」を使ってみて、自分に合うかどうか試してみたい、という場合は、一番シンプルな「Kindle」を購入するのがおすすめです。
2. 実際に使って感じた、Kindle端末のメリット

ここからは実際に「Kindle端末」を使用して読書をするメリットについてご紹介していきます。
Kindle端末のメリット①:目が痛くならない
個人的には、Kindle端末を使用するメリットは、この「目が痛くならない」に尽きると思っています。
Kindle端末では、スマホやタブレット・PCなどで使われている「液晶ディスプレイ」は使われておらず、代わりに「E-inkディスプレイ」というものが使用されており、結果、ブルーライトが出ない仕組みになっています。
【参考】
・ハーバード大学の研究により、E InkのePaperはLCDディスプレイより最大で3倍、目に優しいことが判明|E Ink News
私の仕事は、PCがないと成り立たない仕事のため、必然的に日中はPCから出るブルーライトをずっと浴びている状態になっています。
そのため、社会人になってから「目の疲れ」「目の痛み」をとにかく感じるようになり、それが悩みでした。
しかしKindle端末であれば、ブルーライトが出ないため、目を傷めずに長時間使用することができます。
ブルーライトを気にする必要がないため、夜寝る前でも読書がしやすく、結果今では寝る前にKindle端末で読書をして、そのまま寝落ちをするのが日課になっています。
ビジネスパーソンにとって睡眠の質はとても大切です。寝る前にブルーライトを浴びず、且つ読書が進められるというのは、私にとってとても大きなメリットでした。
(※「ブルーライトを気にするのであれば、そもそも紙の本を読めば良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。そのような方に向けて、以下記事でKindle本で読書するメリットを解説しているのでぜひご覧ください。)
Kindle端末のメリット②:読書だけに集中できる
スマホでKindle本を読もうとすると、
- 仕事のメッセージの通知やアプリからの通知が来たときに、集中力が途切れてしまう
- 本を読もうと思ってスマホを開くも、先にちょっとSNSを見ようと思ってしまい、結果読書をしていなかった
- 本を読むのが疲れたなと思った時に、すぐに他のアプリやSNSに切り替えができてしまうため、なかなか読書が進まない
などになりがちです。
しかしKindle端末は、「Kindle本を読むこと専用の端末」のため、通知は来ませんし、他のSNS・アプリに切り替えるなどもできません。
また、スマホよりもKindle端末の方が、サイズや質感がより本に近くなるため、「自分は今本を読んでいる」という感覚になりやすいです。
結果、本を読むことに集中しやすくなります。
Kindle端末のメリット③:充電の持ちが良い
一般的に、スマホ・タブレット等の充電の持ちは1〜2日程度であることが多いかと思います。
それに対して、New Kindle(2024年発売)の場合、一度のフル充電で最大6週間バッテリーが続くと言われています。
6「時間」ではありません。6「週間」です。驚異的な充電の持ちだと言えます。
スマホだと、常に充電を気にしながら読む必要があるため、外出先やコンセントが近くにない場所で読書をする際、充電のことが頭によぎり、「家に帰るまでの充電を残しておかないとな」など考えてしまい、地味に読書に集中しづらくなってしまうと感じています。
しかしKindleは前述の通り充電の持ちが驚異的なため、充電の減りを全く気にせずに読み続けることができます。
読書に集中するという観点で、この充電の持ちの差は、地味に効いてくると感じています。
Kindle端末のメリット④:お風呂でも読むことができる
紙の本やスマホだと、お風呂での読書はなかなかしづらいですが、
Kindle端末であれば、Kindle Paperwhite(第10世代以降)は防水仕様になっているため、お風呂でも本を読むことができます。
湯船に浸かってリラックスしながら読書をするのはとても快適なため、ぜひおすすめしたいです。
4. 実際に使って感じた、Kindle端末のデメリット

もちろんKindle端末にもデメリットがいくつかあると考えているため、それらをご紹介いたします。
Kindle端末のデメリット①:操作がカクカクしていて遅い
前述の通り、Kindle端末では「液晶ディスプレイ」ではなく、「E-inkディスプレイ」の技術を使用しているのですが、その結果、デメリットとしてスムーズな描画が不得意となっています。
【参考】
・電子書籍を読むのに最適!e-ink タブレットまとめ
結果、我々ユーザーが使う際には
- ページをめくるときにカクカク感を感じる
- 本をライブラリから選ぶ際、スクロールが遅いように感じる
- 文章にマーカーを引こうと思った際、挙動が遅いように感じる
といった使用感を感じることになります。
個人的には、Kindle端末はあくまで「本の文章を読む瞬間の使いやすさ」に特化している端末なのかな、と考えています。
Kindle端末のデメリット②:カラー表示はできない
Kindle端末は白黒表示が基本です。
そのため、図解本・デザイン本・雑誌などカラー印刷であることが前提の本については、Kindle端末で読むのには適していないと言わざるを得ません。
そういった本は、スマホもしくは紙の本で読む必要があります。
Kindle端末はあくまで、活字が多い本を読む際に適している端末だと言えます。
3. 以上メリット・デメリットを踏まえた上で、「Kindle端末」をビジネスパーソンにおすすめする理由

ここまで「Kindle端末」のメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、ここからは、それを踏まえ、なぜKindle端末が特にビジネスパーソンにおすすめなのかについてお伝えしていきます。
どのデメリットも工夫次第で挽回可能
以上ご紹介した通り、Kindle端末にも一定デメリットがあると考えています。
しかしそれでもKindle端末の購入をおすすめするのは
- デメリットとメリットを天秤にかけたとき、メリットの方が圧倒的に上回る
- どのデメリットも、致命的といえるほどのものではなく、工夫次第で挽回可能
ためです。
どのデメリットも
- Kindle端末のデメリット①:操作がカクカクしていて遅い
→本の購入やダウンロードは、あらかじめスマホで行っておく等 - Kindle端末のデメリット②:カラー表示はできない
→カラー表示で読みたい本は、スマホ等で読むようにする等
など、工夫次第で挽回可能と言えます。
特にKindle端末の操作性については、最新機種になるにつれて改善されていっています。また正直、使用しているうちに慣れる部分も多いため、デメリットとしては微々たるものだと個人的には感じています。
メリットとデメリットを天秤にかけたとき、メリットの方が圧倒的に上回る
Kindle端末のメリット①〜④の結果、Kindle端末を持っていると読書習慣をよりつけやすくなると考えています。
- Kindle端末のメリット①:目が痛くならない
Kindle端末のメリット④:お風呂でも読むことができる
→夜寝る前や湯船に浸かりながらなど、特定のシーン・場所で読書をする習慣がつきやすい - Kindle端末のメリット②:読書だけに集中できる
Kindle端末のメリット③:充電の持ちが良い
→読書の質が上がり、1回あたりの読書の進み具合(読書量)が増える
Kindle端末ではKindle本を読むことしかできないため、スマホでKindle本を読むことに比べて「この時間・この場所では読書をする」という習慣が、圧倒的につきやすくなると感じています。
ビジネスパーソンは読書量を増やすことが必須
ビジネスパーソンとして成果を出すのであれば、読書量を増やすことは必須です。
ビジネスパーソンとして成果を出すためには、常に学び続ける必要があります。
- 新人の段階:「営業」「マーケティング」など自分が携わっている仕事の分野の、具体的なテクニックや、体系的・理論的な知識
- 部下を持ち始めたら:マネジメントの仕方等
- 部長レベルになってきたら:事業計画の作成の仕方等
- 経営陣レベルになってきたら:会社経営の仕方等
など、社会人のどの段階でも、学ばなければいけない内容は尽きません。
その際、情報を得る媒体は書籍だけでなく、ネット・動画・セミナーなどもあるかと思います。
しかし、最も効率が良いのは「書籍」です。
著者が魂を込めて書いた、その人の人生のエッセンスが、たった数千円程度で購入でき、且つそれをインプットするのにかかる時間は数時間程度と、他の媒体と比べると圧倒的に早いスピードでできます。
Kindleがあれば、その「読書」をより効率的に進めることができます。まさにビジネスパーソンの味方です。
4. メリット・デメリットを踏まえて、私はKindle端末をどう使っているか

前述の通り、デメリットを踏まえると、Kindle端末を購入しても、一定数はスマホ等別の端末で読書するという選択肢が出てくると考えています。
そこで以下では、どんな本はKindle端末で読み、どんな本はスマホ等で読んでいるか、私の実例をご紹介します。
①どんな時は、Kindle端末で読んでいるか
基本的に、Kindle本を読書する際は「Kindle端末」で読むことを優先するようにしています。
前述の通り、スマホやタブレット等の他の端末で読書するよりも、Kindle端末で読書する方が、圧倒的に読書に集中しやすいからです。
②どんな時は、スマホ・タブレットで読んでいるか
Kindle端末は白黒表示のため、以下のようなカラー表示で読む必要がある本はスマホ・タブレット等で読むようにしています。
- カラー図解が多めなビジネス本
- パワポのデザインの作り方などについて解説してくれている本
また、Kindle端末だと本の購入やダウンロードの際、操作が遅かったり時間がかかったりするため、そういった作業の部分だけは先にスマホで行っておく、などしています。
③どんな時は、PCで読んでいるか
Kindle本は、スマホ・タブレット等だけでなく、PCでも読むことができます。
仕事中に「この本に書いてあった内容を参考にして資料を作りたいな」という時などには、PCでサッとKindleアプリを開いて、本の内容をパパッと確認し、そのまま文章をコピーして適切に引用、などしたりしています。
PCでKindle本を読むメリットの詳細については、以下記事でまとめているため、ぜひ併せてご覧ください。
④どんな時は、紙の本で読んでいるか
今回は「Kindle端末」のメリット・デメリットをまとめていたため、あまり紙の本については触れていませんでしたが、前提、Kindle本での読書には一定のデメリットがあると考えているため、
「ずっと手元に残しておきたい本」「失ったら困る本」などは、Kindle内だけでなく、別途紙でも購入して手元に置くようにしています。
また「紙の質感・匂い等を楽しみたい」など、娯楽として読書を楽しみたい場合は、電子書籍ではなく紙の本で読書をするようにしています。
紙の本とKindle本の棲み分けについては、以下記事で詳細にまとめているため、ぜひ併せてご覧ください。
5. 最後に
Kindle端末のメリットをまとめると
- Kindle端末のメリット①:目が痛くならない
- Kindle端末のメリット②:読書だけに集中できる
- Kindle端末のメリット③:充電の持ちが良い
- Kindle端末のメリット④:お風呂でも読むことができる
となります。
本記事を読んで「Kindle端末買ってみたいかも」と思った方は、ぜひ以下より購入してみてください。
「Kindle Paperwhite」の機能に加えて、明るさの自動調節機能やワイヤレス充電機能あり

New Kindle Paperwhite シグニチャーエディション (32GB) 7インチディスプレイ、明るさ自動調整、色調調節ライト、12週間持続バッテリー、広告なし、メタリックブラック
Kindle本の中に直接メモを書き込むことができる手書き入力機能付き。

Kindle Scribe キンドル スクライブ (16GB) 10.2インチディスプレイ Kindle史上初の手書き入力機能搭載 プレミアムペン付き (2022年発売)

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
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またこのブログでは、他にもキャリア・おすすめ本について記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。