この記事では、
- 「飲み会に誘われたけど、断りにくい」
- 「相手に悪い印象を与えずに飲み会を上手く断りたい」
- 「飲み会に誘われたときに、イやな気持ちをしたくない」
という方に向けて、
- 飲み会を断る4つのパターン
- 飲み会を断るときのポイント
- 飲み会を断るときの文章例
- 飲み会のやってはいけない断り方
- 今後の飲み会のお誘いへの備え方
について、自分も同じように断りづらかったり、イヤな気持ちになった経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 飲み会を断る4つのパターン

飲み会を断るときに、理由が明確であれば良いですが、
行きたくない飲み会を断るときの理由づけは悩みますよね。
自分自身、色んなコミュニティに顔を出しているので、よくお誘いをいただくのですが、
あまりにも頻繁だと疲れてしまうのと、妻との時間も大切にしたいので、あえて断るということもしています。
①先約が入っている
- 高校/大学時代の先輩/後輩と会う予定がある
- 前職の同期/先輩/後輩と会う予定がある
- イベントやコミュニティに行く予定がある
- デートの予定がある
- プライベートの予約をしている(美容室、脱毛など)
②家庭の事情
- 家族と食事をする約束をしている(お店を予約している)
- 親/兄弟が家に来る予定がある
- 子供の習い事の送り迎えをする必要がある
- 家を空けることが多かったため、家族との時間を作りたい
- 家族から買い物を頼まれている
③金銭的な理由
- 大きな出費(家具・家電・車・結婚式など)があったため、金銭的な余裕がない
- 未来の予定(旅行など)に向けて、計画的にお金を貯めている
④業務の繁忙期
- 期末や締め日にかけた追い込みの時期である
- プロジェクトが佳境に差し掛かる時期である
- 出張の予定がある
- 翌日の朝イチで重要な打ち合わせがある
- 締め切りまでの資料作成が終わっていない
番外編:体調不良
体調不良を理由にすることもありますが、相手に心配をかけてしまったり、
体調管理ができない人だと思われてしまったりする可能性があるため、
本当に体調不良で外出を控えているとかでない限り、できれば避けておくのが良いでしょう。
2. 飲み会を断るときのポイント

飲み会を断るときに、相手に悪い印象を与えないようにするためにも、断り方には注意しています。
ビジネスシーンでも活用できる丁寧な断り方をご紹介します。
①お誘いの御礼を伝える
お声がけいただいた御礼をお伝えしましょう。
全員に声掛けをするものでもない限り、嫌いな人や興味のない人には声をかけません。
相手から話したい/来てほしいと思ってもらっているため、飲み会に誘っていただいています。
そのため、まずはその好意に対して御礼を伝えることで、お断りをする際に悪い印象を与えないようにするのが大切です。
②理由を簡潔に伝える
飲み会をお断りする理由とお断りする旨を簡潔に伝えましょう。
相手から聞かれない限りは、長々と理由を伝える必要はありません。
基本的には、「先約がある」「家庭の事情」などの粒度でお伝えするのが良いでしょう。
そのうえで、相手から内容を聞かれるようであれば、補足する形でお伝えすることで、
個人のことなので、「深く踏み込む必要はない」と思っていただけると思います。
③お詫びを伝える
今回、お誘いをお断りしてしまうことに対して、お詫びの言葉を添えましょう。
「誘ってほしくて、誘ってもらってるわけじゃない!」という人もいるかもしれませんが、
誰にも誘われなくなったら、それはそれで人間関係が希薄になり、人生の充実感が失われていくと思います。
そのため、お誘いの御礼とお詫びの言葉を伝えることで、相手に対する気持ちを表現することで、
人間関係を壊さないようにすることが重要です。
④別の提案をする
最後に、お誘いいただいた相手に対して、こちらが主導権を持つための2つのパターンをご紹介します。
飲み会をお断りした代替案を提案しましょう。
- 別日を提案する
- ランチに行く
- 次回、自分が企画したときにお声がけする旨を伝える
※自分が企画をしなければ、飲み会は開催されません - 家族との時間を大切にしたい旨を伝える
- 資格の勉強などの長期的な取り組みがあることにして、落ち着いたら声をかける旨を伝える
※時期は数ヶ月先を伝えましょう。時期が来た頃には、相手は忘れています
参考:断った後に相手に会う機会がある場合
飲み会のお断りをした旨を軽くお詫びし、代替案について話をしたり、その場で近況について話したりしましょう。
それで、相手が満足することも多いです。
特に自分からは声はかけずに、その場をやり過ごしましょう。
相手から声をかけられた場合は、お断りした際に伝えた内容を繰り返し話すことで、話題を終わらせましょう。
3. 飲み会を断るときの文章例

実際の私が使っている文章例をご紹介します。
いくつかのパターンで回答の仕方も変わってくると思うので、状況に応じて使い分けてみてください!
そもそも飲み会がイヤな場合
お疲れ様です。
ご連絡ありがとうございます。
予定を確認したところ、先約が入っておりまして、
参加するのが難しそうです。
せっかくお誘いいただいたのに、申し訳ございません。
今回参加するのは難しいですが、
○○さんと最近お話していなかったので、
近況などお話聞かせてください!
来週であれば、比較的調整できるので、
ランチとかいかがですか?
お疲れ様です。
ご連絡ありがとうございます。
せっかくのお誘いで大変うれしいのですが、
今回は見送らせていただけるとありがたいです。
最近、仕事が忙しく、家族との時間もなかなか取れていないため、
家族と過ごす時間を大切にしたいと思ってまして。
仕事が落ち着いたタイミングでまたお話できればと思いますので、
何卒よろしくお願いいたします。
飲み会はイヤではないが、今回はお断りする必要がある場合
お疲れ様です。
ご連絡ありがとうございます。
参加したいのですが、
最近、大きな出費があり、金銭的な余裕がないため、
今回は見送らせていただけるとありがたいです。
次回はぜひ参加させていただければと思いますので、
今回は楽しんできてください。
また、よろしくお願いします。
4. 飲み会のやってはいけない断り方

行きたくないという気持ちが前面に出てしまうと、相手にとって印象が良くありません。
今後、関係を継続していくつもりはないとしても、どこでどんな繋がりがあるかわからないので、
悪い印象を与えないようなコミュニケーションをすることが重要です。
返事をしない
返事を考えるのも面倒だから、後で返事をしようと、未読無視や既読無視となると、
相手は「いつになったら返事をくれるのか」という気持ちになります。
お店の予約などがある場合、人数の確定ができないので、お誘いいただいた人だけでなく、
お店側にも迷惑をかけてしまうことになってしまいます。
メッセージを確認したら、そのときに意思決定できるようであれば、
意思決定しておく方が後々イヤな思いをせずに済みます。
あいまいな状態にする
「考えておきます」や「予定を確認して、後ほどご連絡します」といった状態で、
連絡をとどめておくことも注意が必要です。
こちらから連絡をするという状態のまま、連絡をしないとなると、
相手にとって、調整を進めづらくなります。
このようなことを何度も繰り返すことで、信用を失っていくので、
こちらから連絡をしなくてはいけない場合は、なるべく早く明確に返事をするようにしましょう。
ドタキャンをする
これは、一番迷惑がかかります。
お店を予約している場合、料理も準備してしまっていることが多いと思うので、
キャンセル料が発生します。
キャンセル料を後で支払うにしても、一度はお誘いいただいた人が負担する形となるので、良い気持ちではありません。
また、何かその人と話したいことがあって、飲み会をセットしている場合は、
期待していた話をできなくなってしまうので、せっかくのその時間がムダになってしまう可能性もあります。
相手の時間を押さえるということは、その人の人生における大切な時間を奪うことになるという意識をもって、
どうしても突然参加できなくなる理由がない限りは、ドタキャンはしないようにしましょう。
もし、突然参加できなくなってしまった場合には、参加できなくなってしまった理由を明確かつ丁寧に伝えて、
お誘いいただいた相手に理解と納得をしてもらえるように、努めることが重要です。
5. 今後の飲み会に備えよう

飲み会に誘われることを想定して、事前に何ができるかを考えましょう。
イヤな飲み会に強制的に参加させられるくらいであれば、
その環境を抜け出せるように、行動していくことも重要だと思います。
意思決定のために優先順位を考えよう
飲み会に誘われたときに、さまざまな要素について考えて、回答に悩むことがあると思います。
そのため、事前に自分の中で意思決定のための優先順位や決定事項を明確にしておくと、回答に悩むことがなくなります。
自分の場合、「家族との時間を1番大切にしたい」という思いがあるため、会社の人や友人との付き合いで参加するときには、「直近の1~2週間で、家族の時間をどれだけ作れていたか?」「これから1~2週間でどれだけ家族との時間を作れそうか?」を考えることで、飲み会に参加しすぎないように、セーブしています。
また、お金の使い方に関しても、「飲み会には、毎月いくらまでしか使わない」と決めておくことで、それ以上は使わないように管理をすることができます。
これを決めておかないと、「今月は飲み会が多くて、出費がかさんでしまった」「飲み会に行ってるけど、そんなに参加する必要も感じなかった」などと後悔することにもつながってしまいます。
自分は、飲み会に参加すると決めたときにも、2次会に行くかどうかは、
その場で学びを得ることができそうかを基準に意思決定するようにしています。
副業で会社に依存しない働き方を目指そう
会社の飲み会にイヤイヤ参加している場合は、「今の会社じゃなくてもやっていける」という気持ちを持てるようになることが、飲み会を断る勇気につながります。
自分の場合は、他の企業で業務委託として副業をすることで、他の会社でもやっていけるという自信がついたり、
実際に副業先から、「転職してうちに来ないか?」と声をかけてもらったりすることで、本業先を最悪辞めることができるという気持ちになりました。
転職をしたことのない人や他の会社を知らない人は、自分が他社で通用するのか、他社に転職して失敗したらどうしようと思うこともあるかもしれませんが、そのような方こそ、副業で他の会社で働いてみるという行動をオススメします。
副業を始めてみたいと思った方向けに、自分の副業体験談をまとめていますので、
ぜひこちらの記事も読んでみてください。
6. 最後に
飲み会の断り方をまとめると
- 断るパターンは、「先約が入っている」「家庭の事情」「金銭的な理由」「業務の繁忙期」
- 断り方のポイントは、「御礼」「理由」「お詫び」「代替案」
- やってはいけない断り方は「返事をしない」「あいまいな状態にする」「ドタキャンをする」
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にもキャリアについて記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。