この記事では、
- 「これから社会人になるので、電車での通勤時間の過ごし方についておすすめの方法を知りたい」
- 「自分の通勤時間の使い方を見直したい」
という方に向けて、
- 私が通勤時に実際にどう過ごしているか
- 通勤時に行わないようにしていることや、意識していることなど
について、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 私の通勤時間の前提

通勤時間の過ごし方と一口に行っても、「移動手段は電車・車・自転車・徒歩のどれなのか」「どれくらいの時間をかけて通勤しているのか」などの条件によって、過ごし方はガラリと変わってきます。
そこでまずは、私の通勤時間の前提をお伝えします。
私は以下条件で通勤を行っています。
- 電車で35分程度
- 都心まで乗り換えなし1本。
- 基本満員電車で立ちっぱなし
続いて、私が電車通勤の時間で行っていることをご紹介していきます。
2. 私が朝の出勤時の電車の中で行っていること

出勤時と帰宅時で行っていることが違うため、それぞれ分けてご紹介します。
まず、朝の出勤時の電車の中で行っていることからご紹介します。
①アプリで資格勉強(英語・簿記等)
数年後には今の会社から転職をしたいと考えているため、転職の際に少しでも選択肢を広げられるよう、TOEICや簿記等の資格勉強を、今から少しずつ電車の中で行うようにしています。
その際、資格勉強のためにいちいちテキストなどを持ち歩いていると、カバンの中がかさばったり重くなったりしてしまうため、
電車の中で資格勉強をする際は、基本的にアプリを用いて行うようにしています。
例えば英語の勉強については、mikanアプリを用いて「出る単特急 金のフレーズ」を毎日400問程度解くようにしています。

また簿記などの資格についても、アプリで仕訳を解くようにしています。
(※簿記については、無事産休中に簿記2級を取得することができました。その際の勉強法については以下記事に別でまとめているため、ぜひ併せてご覧ください)
余談ですが、基本的にビジネスだと「正解」というものはないため、仕事をする際は「これでいいんだろうか」と常に不安になりながら暗中模索で進んでいくことが多いと思うのですが
資格勉強だと、シンプルに「◯×」で採点がされるため、アプリなどで資格勉強をする中で、1問ごとに「ピンポン」と言われると、結構癒されたりします。
②仕事のための勉強(ビジネス本・Web記事等で勉強)
「①資格勉強」が終わったら、今度は資格では測ることができないスキルの部分について磨いていくべく、
今行っている仕事内容に関するビジネス本を読んだり、Webサイトで記事を読んだりして、勉強を確認するようにしています。
例えば、
- 初めて部下を持つことになった際は、マネジメントに関するビジネス本を読む
- 生成AIやSEO・SNSマーケティングなど、アルゴリズムのアップデートが日々行われているような分野に新しく携わることになったら、その最新情報を公式Webサイトなどから日々キャッチアップする
などして、自分のスキルを磨くようにしています。
基本はまず読書をして、キリの良い章まで読み終わったら、最新情報をWebサイトなどで確認する作業に移る、という流れで勉強を行っています。
③電車内広告の確認
「①資格勉強」「②仕事のための勉強」をしている最中に、一息つきたくなった際は、「電車内広告の確認」を行うようにしています。
私は仕事の都合上サービスのプロモーション施策を考えることが多く、そのため電車内の広告を見ては
- こういうキャッチコピーだと確かに心が惹かれやすいかも
- こういうデザイン・色味だと確かに購買意欲が高まるかも
- 最近はこういうサービスが流行っているのか
などアイデアを得るようにしています。
④電車内で放送されているニュースの確認
「①資格勉強」「②仕事のための勉強」が終わり、電車内広告も確認し終わり、なお時間に余裕がある時は、電車内で放送されているニュースを確認し、世の中の情勢をキャッチアップするようにしています。
もちろん通勤時以外にも、Webサイトやアプリなどでニュースのキャッチアップをするようにはしていますが、その際はどうしても、自分が興味あるニュースばかりを見るようになってしまっています。
電車内で放送されているニュースは、「短い限られた時間の中で、多くの人に確実に伝えたいニュースのみが放送されている場所」だと思っているため、
それを見ることで、「日本人として、今はこのニュースを確実に抑えておく必要があるんだな」というのを掴むようにしています。
3. 私が夜の帰宅時の電車の中で行っていること

夜の帰宅時はとにかく「1日仕事を頑張った自分を癒す」ことに使っています。
具体的にどんなことを行っているか、ご紹介します。
①音楽を聴く
私は音楽を聴くことが好きで、イヤホンをして音楽を聴くだけでその日の疲れが癒されるため、帰り道ではお気に入りのアーティストの音楽を聴きながら帰るようにしています。

またその際は同じ1曲をループで聴き続けるのではなく、できる限り新しい音楽と出会いたいため、Spotifyがおすすめしてくれるプレイリストに身を任せて、音楽を聴くようにしています。
Spotifyは、それまで自分が知らなかった音楽と出会いやすいアプリのため、おすすめです。
②読書
単純に私は読書が好きなタイプの人間で、例えそれがビジネス本であったとしても、読書をするだけで癒されるため、
帰宅時の電車の中では、朝の通勤時に引き続き読書をし、少しでも癒されるようにしています。
なお朝の出勤時はスマホのアプリで資格勉強もしていましたが、夜の帰宅時は1日PCの前に座ってディスプレイを眺めた後のため、目が疲れておりスマホを見る気分にならず、
そのため、紙の本で読書を行うのみにとどめるようにしています。
4. 出勤・帰宅時の電車の中で、私が行わないようにしていること

他のサイトなどではランキング上位に入っているようなことでも、私は行わないようにしていることがあるため、ご紹介します。
①仕事をする
私の会社では、勤務時間外にも仕事に関するチャットやメールが来ることは多くあるのですが、電車の中にいるときは、それらに対応することは一切しないようにしています。
理由は以下の通りです。
- セキュリティ的に、会社の外で仕事をするのは情報漏洩のリスクがあるため。
- 業務時間と業務時間外でメリハリをつけるため
私が通勤で使用している電車は、出勤時も帰宅時もかなりの満員電車のため、隣に立っている人のスマホの画面がまる見えということも多くある状況です。
そんな中で、会社のチャットを開いて仕事をするのは、セキュリティ的によろしくないと考えているため、私は電車の中では仕事はしないようにしています。
またそもそも、出勤・帰宅時は業務時間外です。
私は、「仕事とプライベートがごっちゃになってしまっていて、四六時中ダラダラ仕事を続けている」という状態よりも、
「業務は業務時間中に全て終わらせる」と明確に意思・覚悟を持ち短時間で集中して仕事を終わらせる、という方が生産性が高くなり良いと考えています。
ですので出勤・帰宅時の電車の中では、直接仕事に関係することは行わないようにしています。
②仕事の準備・その日の予定の確認
「①仕事をする」の内容と似ていますが、私は朝の電車の中で「その日の仕事の準備・その日の予定の確認」を行うこともしていません。
なぜなら、それらは前日の退勤間際に行うようにしているためです。
私は退勤時に必ず、次の日のスケジュール確認として以下のことを行うようにしています。
- ミーティングがいつ入っているか確認
- ミーティング以外の空いている時間の中で、やらなければいけないタスクをどのように消化するか検討。カレンダーにあらかじめ予定として入れておく
ですので、当日の朝にその日の予定を確認する、ということは行っていない次第です。
③その日の仕事の振り返り
「①仕事をする」「②仕事の準備・その日の予定の確認」の内容と似ていますが、同じく、私は帰宅時の電車の中で「その日の仕事の振り返り」を行うこともしていません。
なぜなら、それらはその日の退勤時に軽く行うようにしているためです。
私は退勤時に、次の日のスケジュールを確認することと併せて、以下の通り「YWT」のフレームワークで振り返りも行うようにしています。
- 【Y:やったこと】
・その日のミーティングの内容
・その日に終わらせられたタスク
・その日に終わらせられなかったタスク - 【W:わかったこと】
・その日に学んだこと(ミーティング時に上司からもらったフィードバックの内容等)
・なぜ終わらせられたのか(時間の見積りが正確にできていた、自分の業務スピードが上がった等)
・なぜ終わらせられなかったのか(時間の見積りが甘かった、想定外のミーティング・タスクが緊急で入った等) - 【T:次やること】
・ミーティング時に上司からもらったフィードバックを、どのように次までに反映をするか
・終わらせられなかったタスクはいつまでに終わらせるようにするか
「YWT」のフレームワークは、やったことベースで振り返りを行う手法のため、振り返りにあまり時間がかかりません。
そのため私は退勤間際の1〜2分で軽く頭の中で行い、それを翌日のカレンダーにメモ書きと共に反映させる、というようにしています。
ですので、帰りの電車の中でその日の仕事の振り返りをする、ということは行っていない次第です。
④SNS・動画視聴・ゲーム等
私は、電車の中では極力、SNS・動画視聴・ゲームなどに費やさないよう意識しています。
理由は以下の通りです。
- 1時間を超える通勤時間であれば、休憩のためにSNSなどを見ることもありだと思うが、35分程度の通勤時間であれば、ダラダラせず集中して何か生産的な時間にしてしまった方が良いと感じたため。
- 特に朝の通勤時は、「これから仕事をする」ということを考えると、とてもリラックスしてゲームなどを行う精神状態になれないため
- 満員電車のため、隣の人のスマホの画面が丸見えということが多く、そんな中でSNSの画面を開くことにリスクを感じるため
- そもそも日常生活において、SNS・動画・ゲームにダラダラ時間を費やしていても、自分の心が真に癒されたり満たされることはないと気づいたため
⑤ネットショッピング
電車の中で、ネットショッピングをするという方もいらっしゃるかと思いますが、私は以下の理由により、電車の中でのネットショッピングは行わないようにしています。
- 家事に関するタスクは、家に帰って椅子に座ってから行うようにする、とメリハリをつけたいため。
- 「これもオシャレだから買いたいかも」など、目的のないダラダラとしたネットサーフィンを防ぐため。
家計管理のためにも、余計なものは買わないようにしたく、そのため、PCの前で夫と相談しながら短期集中で購入を終わらせるようにしたいため。
5. 通勤時間の使い方について、私が意識していること

どんなことを意識した結果、これまでご紹介してきた通勤時間の活用方法について、ご紹介します。
①絶対に仕事はしない
前述の通りですが、私は業務時間と業務時間外でメリハリをつけるようにしたいため、通勤時間中には仕事は絶対に行わないようにしています。
通勤時間は「完全に自分のためだけになる時間」にしようと考えており、
結果、転職やキャリアアップに向けて資格勉強や読書をして自分のスキルを磨くことや、疲れた心を少しでも癒す時間に使うことに繋がっています。
②ただボーッとすることはしない
人生においてはボーッと過ごす時間ももちろん大切です。
しかし私は人混みが苦手な性格のため、そもそも満員電車の中でボーッとしてリラックスをするというのがかなり難しく、
そのため電車の中は何か生産的なことをする時間に充てるようにしよう、と割り切っています。
ボーッとする時間を過ごすのは、家に帰って温かい飲み物を飲んで一息ついた時や、湯船に入って体を温めている時など、真にリラックスできる時に行うようにしています。
③番外編:席が空いても座らない
これは番外編の内容になりますが、私はできる限り通勤時は、目の前の席が空いても座らず、他の人に譲るよう意識しています。
理由は、私の職種がデスクワークの職種で日中ずっと座っていることが多く、明らかに運動不足のため、健康のためにもせめて通勤時くらいは座らずに立つようにしていたい、と考えているためです。
④番外編:朝の出勤時はイヤホンはしない
こちらも番外編になりますが、私は朝の出勤時はイヤホンはしないようにしています。
理由は、電車の遅延・乗り換え情報が聞き取れなくなってしまうためです。
都内だと頻繁に「この電車は現在◯分遅れでの運行になっています。〇〇駅に早く到着したければこちらの電車に乗り換えてください」といったアナウンスがされています。
そのアナウンスを聞き逃して電車を逃してしまうと、最悪の場合会社に遅刻してしまうため、社会人として自己管理を徹底させるためにも、朝の出勤時はイヤホンはしないようにしています。
6. 最後に
私が通勤時にどのように過ごしているかをまとめると
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にもキャリアについて記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。