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この記事では、
- 「上司や先輩、取引先、同僚、後輩などから育休を取得すると連絡があったけど、なんて返信するのが良い?」
- 「返信する際に、注意した方がいいことはある?」
と悩んでいる方に向けて、
- 育休を取得する旨のメールに返信をするときのポイント
- 育休を取得する旨のメールに返信をするときの注意点・NGワード
- 返信する相手別のメール例文
について、自分が育休を取得した経験や育休を取得する人に対して声をかけてきた経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

1. 育休を取得する旨のメールに返信をするときのポイント

育休取得の連絡を受け取ったとき、「どんな言葉を返せば失礼がないのか」「何を伝えるべきか」を迷う方も多いと思います。
特に職場の人間関係や業務の流れ、プライベートに影響する話題だけに、返信メールの内容には気を遣う必要があります。
ここでは、返信する際に意識すべき5つのポイントを、具体的な例文を交えて解説します。
お祝いの言葉を伝える
子どもの誕生や子育てに専念する育休の取得は、取得する人にとって大きなライフイベントです。
そのため、お祝いの言葉は単なる形式ではなく、心からの祝福を伝えるつもりで書くことが大切です。
特に「おめでとうございます」の一言でも、そこに自分の言葉を添えるだけで、より相手の心に響く内容になります。
たとえば、「ご家族にとって素敵な時間になりますように」といったフレーズを加えるだけでも印象は変わります。具体的な例文も提示するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 「このたびはご出産、誠におめでとうございます。」
- 「新しいご家族を迎えられたこと、心からお祝い申し上げます。」
- 「まずはご家族と穏やかな時間を過ごし、育児に専念されてくださいね。」
感情を押しつけすぎずに、やさしく祝福を伝える言葉選びが大切です。
育休取得に対する理解と応援の気持ちを伝える
日本では育休取得に対する社会的な理解が進んできているものの、まだまだ取得に踏み切る際には周囲の目や業務への影響を気にする人も少なくありません。
育休取得の背景には、家族との話し合いや本人の決断があります。
そんな中で「あなたの決断を応援しています」「素晴らしい選択ですね」といった言葉をかけてもらえることは、想像以上の励みになると思います。前向きな応援の姿勢を伝えるようにしましょう。
- 「育休を取得されること、とても素敵だと思います。」
- 「子育ては楽しいことも大変なこともあると思いますが、心から応援しています。」
ネガティブに受け取られる可能性のある表現(例:「業務に支障はありますが」など)は避けるようにしましょう。
業務の不安を解消してあげる
もし返信する側が上司や同僚であれば、「自分が育休を取得するせいで職場が大変になっていないか」と不安に思う人もいます。
その不安を取り除くような返信ができると、安心して育児に集中できます。
そのため、「引継ぎ内容はしっかり共有いただいています」「チームでカバーしていきます」といった安心感のあるフォローができると、安心して育休を取得することができると思います。
- 「〇〇さんからしっかり引継ぎをいただいておりますので、ご安心ください。」
- 「ご不在の間はチームで協力しながら対応していきますので、気にされず育児に集中してください。」
確認事項がない場合は返信を求めない
関係各所へ育休の連絡をする必要があるため、育休を取得する人は多くの人とやり取りをすることになります。
そのため、業務と無関係な返信を求めるのは避け、「返信は不要です」と伝えることも親切な対応だと思います。
- 「お忙しい時期かと思いますので、返信は不要です。」
職場復帰への安心感を与える
「復帰後の自分の居場所があるのか」と心配する人も少なくありません。
特に長期休暇となる場合、職場の変化や人間関係の変動により不安を感じやすくなります。
そのため、復帰後を見据えたポジティブな一言を添えると安心感につながります。
- 「復帰後にまた一緒に働けることを楽しみにしています。」
2. 育休を取得する旨のメールに返信をするときの注意点・NGワード

育休の連絡に返信するときは、相手の気持ちや状況に十分に配慮する必要があります。
言葉ひとつで不快感を与えてしまうこともあるため、心からの応援や祝福の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
ここでは、返信時に気をつけたい表現や避けるべきNGワード、そしてプライバシー面での注意点を紹介します。
言葉の表現に気をつける
育休に関するやりとりでは、何気ない一言が無神経に受け取られてしまうことがあります。
特に、「育児=女性がするもの」という先入観があるような表現や、育休取得をネガティブに捉えるような表現はNGです。
- 「男性でも育休を取るんですね」
- 「しばらくラクできますね」
- 「仕事に支障が出そうですね」
- 「子育ては楽しいことや大変なこともあると思いますが、応援しています」
- 「貴重な時間を大切にお過ごしください」
- 「また一緒に働ける日を楽しみにしています」
特に、性別による決めつけやステレオタイプを含む表現は避け、「育児に参加すること自体が前向きな行動である」と肯定的な表現にする方が間違いありません。
プライバシーに配慮する
子どもの誕生や育休取得は個人のライフステージに関わるデリケートな話題でもあります。
たとえ仲が良い間柄であっても、返信メールにおいては私的な話題に踏み込みすぎないようにしておくのが無難です。
- 「子どもの性別に関する言葉 例)男の子いいですよね!」
- 「何人目のお子さんですか?」
- 「奥さんはどんなお仕事されていらっしゃるんですか?」
このような質問は、相手の希望とそぐわない回答をしてしまったり、プライベートに深く踏み込むことで、抵抗感を感じる人もいたりするので、避けておいた方が良いと思います。
- 「ご家族と過ごす時間が充実したものになることを願っています」
- 「体調や生活のリズムに無理が出ないよう、お気をつけください」
メールは文字だけのコミュニケーションであるため、言葉のニュアンスが伝わりづらいことがあります。
配慮ある言葉を心がけることで、相手に安心感を与える返信を意識することが大切です。
3. 返信する相手別のメール例文

育休の取得を知らせるメールに返信するときは、相手との関係性や立場に応じた表現を選ぶことが大切です。
ここでは、上司・取引先・同僚・部下という4つの立場ごとに、返信するメールの例文を紹介します。
上司へ返信するメール例文
上司からの育休取得の連絡には、敬意と感謝の気持ちを込めて返信することがポイントです。
業務の調整や引き継ぎについて配慮する姿勢を見せながらも、無理をさせないように心がけましょう。
◯◯部長
お疲れさまです。◯◯です。
このたびは、育児休業を取得されるとのご連絡をいただき、ありがとうございます。
新たなご家族を迎える大切な時期に入られるとのことで、心よりお祝い申し上げます。
お休みの間は、業務に支障が出ないようチーム一丸となって取り組んでまいりますので、どうぞ安心してご準備に専念いただければと思います。
お休みの期間中に確認・対応すべき事項などがありましたら、事前にご共有いただけますと幸いです。
ご家族ともども健やかにお過ごしになられますよう、心よりお祈りしております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
◯◯部長
お疲れさまです。◯◯です。
このたびは、育児休業を取得されるとのご連絡をいただき、ありがとうございます。
家族との貴重な時間を大切に過ごされることを心より願っております。
業務面につきましては、チーム内でしっかり連携を取りながら、円滑な進行を図ってまいります。
お休みの期間に安心してお過ごしいただけるよう、必要に応じてサポートいたしますのでお声がけください。
ご家族皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
取引先へ返信するメール例文
取引先から育休取得のご連絡をいただいた場合は、相手の立場に配慮した表現をする必要があります。
祝意を述べつつも、業務の継続や今後の対応についての不安を取り除く内容を意識するのがポイントです。
◯◯株式会社
◯◯様
平素より大変お世話になっております。
◯◯株式会社 ◯◯でございます。
このたびは、育児休業を取得されるとのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
新たなご家族を迎えられるご予定とのことで、心よりお祝い申し上げます。
日頃より丁寧かつ迅速なご対応をいただいており、◯◯様のご尽力には深く感謝しております。
お休みの期間につきましても、貴社の皆さまとの連携を通じ、滞りなく業務を進めてまいりますので、どうぞご安心ください。
ご出産に向けて大変な時期とは存じますが、ご家族とともに穏やかなお時間を過ごされますことをお祈りしております。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
ーーー
会社名
部署名
氏名
メールアドレス
電話番号
◯◯株式会社
◯◯様
平素より大変お世話になっております。
◯◯株式会社 ◯◯でございます。
育休をご取得されるとのご連絡をいただき、ありがとうございます。
ご多忙の中でも、常に誠実かつ的確にご対応くださっている◯◯様には、改めて感謝の気持ちをお伝え申し上げます。
お休みの期間も、貴社の皆さまとの連携のもと、業務が円滑に進むよう努めてまいりますので、どうかご安心ください。
お子さまとご家族との貴重なお時間が、かけがえのないものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願いいたします。
ーーー
会社名
部署名
氏名
メールアドレス
電話番号
同僚へ返信するメール例文
同僚から育休取得の連絡を受けた場合は、堅すぎず、かといってくだけすぎない、適度な距離感を保った返信をしましょう。
職場の仲間としてのねぎらいやお祝いの気持ち、安心感を込めたメッセージを伝えられると良いと思います。
◯◯さん
育休取得の連絡ありがとう!
育休を取るとのこと、そしてご家族が増える予定とのことで、本当におめでとうございます!
一緒に働いてきた立場としても、◯◯さんが大切なライフイベントを迎えることを嬉しく思います。
チームのことは気にせず、まずはご家族との時間を大切にしてください。
仕事のことはできる限りサポートしていくので、育休に入る前に引き継ぎなどがあれば、遠慮なく言ってください。復帰後、また一緒に働けるのを楽しみにしています!
生活が慌ただしくなる時期かと思いますので、返信は不要です!
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
◯◯さん
育休取得の連絡、ありがとう!
職場のことは心配せず、お子さん第一で、まずは家族との時間をしっかり楽しんでください。
◯◯さんの分もカバーできるよう、こちらもできる限り頑張ります!
復帰した時にまた一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
ご家族皆さんの健康と幸せを心から願っています。
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
部下へ返信するメール例文
部下から育休取得の連絡を受けた際には、上司としての立場を意識しつつ、本人が安心して育休に入れるような配慮ある返信をしましょう。
特に「チームで支える姿勢」や「復帰後のサポート体制」について触れることで、安心して育休を取得できるようになります。
◯◯さん
育休取得のご連絡ありがとうございます。
そして、お子さんが生まれるご予定とのこと、心よりお祝い申し上げます。
家族が増えるという大きなライフイベントに向けて、育休をしっかり取得されることはとても素晴らしい選択だと思います。
業務については、◯◯さんが安心して休めるよう、チームで連携をとって対応していきます。
引き継ぎが必要なことは、こちらから改めて確認させていただきますので、何か不安な点があれば気軽にご相談ください。
出産や育児に向けて、生活面で大変なこともあるかと思いますが、ご家族との時間を大切にして、穏やかに過ごしていただければと思います。
復帰のタイミングなどについても、状況に応じて柔軟に対応いたしますので、遠慮なくご相談ください。
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
◯◯さん
育休取得のご連絡もありがとうございます。
育児の時間は人生の中でも特別な時間ですので、しっかりと向き合えるよう、安心して育休に入ってください。
業務については、引き継ぎやサポート体制をこちらで整えますので、ご安心ください。
◯◯さんがいない間も、チーム一丸となって業務を遂行していきます。
復帰に関しては、ご家族の状況や◯◯さんの希望を尊重した上で、
最適な形で進められればと考えていますので、
復帰時期や働き方についてのご相談があれば、遠慮なくお知らせください。
子育ては大変なことも多いと思いますが、喜びもたくさんあるはずです。
充実した育児期間を過ごせることを願っています。
ーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
5. 最後に
育休メールの返信のポイントと注意点、NGワードをまとめると
- 返信の5つのポイント
- お祝いの言葉を伝える
- 育休取得に対する理解と応援の気持ちを伝える
- 業務の不安を解消してあげる
- 確認事項がない場合は返信を求めない
- 職場復帰への安心感を与える
- 返信の際の注意点
- 言葉の表現に気をつける
- プライバシーに配慮する
- 言わないように気をつけたいNGワード
- 「男性でも育休を取るんですね」
- 「しばらくラクできますね」
- 「仕事に支障が出そうですね」
- 「子どもの性別に関する言葉 例)男の子いいですよね!」
- 「何人目のお子さんですか?」
- 「奥さんはどんなお仕事されていらっしゃるんですか?」
となります。
育休を取る人は、「仕事を一時的に離れること」や「周囲に迷惑をかけるかもしれないという不安」など、さまざまな思いを抱えています。
だからこそ、返信メールの中で、あなたが「理解している」「応援している」「戻ってくる場所がある」と伝えることで育休取得の安心感につながります。
どんなに短い文章でも、温かい言葉や配慮があるだけで、相手の気持ちはぐっと軽くなるので、ぜひ前向きな言葉をかけていただければと思います。

ぜひこの記事の内容を参考にして、あなた自身の言葉で、育休に入る相手にエールを届けてみてください。
それが結果として、より良い職場環境づくりにもつながってくると思います。
このサイトでは、新たなことに悩む後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にもキャリアについて記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。