この記事では、
- 「副業を始めたいけど、本業と両立ができるか不安」
- 「副業と本業を両立させるためにはどうしたらいいの?」
という方に向けて、
- 副業と本業を両立させる3つのポイント
- どのようにポイントをクリアしていけば良いのか
- 副業をしていたときの実際の1日のスケジュール
について、自分も同じように不安になったり挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 副業と本業を両立させる3つのポイント

副業を始めると、考える時間や実際に手を動かす時間が増えるので、
本業とのバランスを取れるように工夫をしておくことはとても重要です。
そのために押さえておくべきポイントをまとめました。
①自分のキャパシティを把握する
副業と本業を両立させる上で、1番重要なのが、自分のキャパシティを把握することです。
自分の時間やスキルをきちんと把握することで、本業に影響を与えないように、
業務量を調整して副業に取り組むことが可能になります。
②自分に合った副業を選択する
副業の種類によっては、本業と両立させるのが難しい場合もあります。
どんな副業があるのかを知り、それぞれの副業の特徴を理解することで、
自分に合った副業を選んでいきましょう。
③限られた時間を効率的に使う工夫をする
現在の生活において、本業の時間や食事、入浴、睡眠、自由時間など、さまざまなことで1日の時間を使っています。
どの時間は減らせそうか、もっと時間を有効活用出来そうな部分はないかを考えて、
副業をする時間を生活の中に組み込んでいけると、本業との両立もスムーズになります。
2. 自分のキャパシティを把握する3つの手順

いきなりキャパシティを把握するのが大事!と言われても、なかなか難しいと思います。
自分がどのようにして、キャパシティを把握したかについて、ご紹介しますね。
①今の時間の使い方を把握する
仕事の日と休日で、どのような時間の使い方をしているのか、1日のスケジュールを書き出してみましょう。
難しい場合は、今日の時間の使い方を書き出してみましょう。
それぞれの日で違う時間の使い方をしているかもしれませんが、数日分のスケジュールを書き出してみることで、
おおよそのスケジュールは見えてくると思います。
(特別なイベントなどがある日については、②でお伝えしますね!)
把握できたスケジュールの中で、副業に充てることができそうな時間はどのくらいあるのかを計算してみましょう。
自分の場合は、1日の中でやったことをGoogleカレンダーに書き出していくことで、
何にどのくらいの時間を使っているのかを把握できるようにしました。
②ルーティンにはないイベントの頻度を書き出す
友人と遊びに行く日や彼女とデートに行く日は、本来副業に充てるはずだった時間の調整が難しくなる場合があります。
そのため、どのくらいの頻度で友人と遊びに行っているか、彼女とデートをしているかなど、
毎日はないけれど、定期的にあるイベントごとを書き出しておくことで、
1日、1週間単位で副業に充てることができる時間を把握することから、
イベントを加味した上で、どのくらいの時間がありそうかをより正確に把握することができます。
プライベートとも上手く両立したい!という人は、どのくらいの頻度でイベントがあれば、
自分にとって十分だと感じるかを考え、周囲との付き合い方なども踏まえながら、
自分の中で優先順位をつけることで、自分の時間をコントロールできるようになります。
自分の場合は、はじめにイベントの頻度を加味せずに、副業を始めてしまったので、
日常の中で少し無理をしてリカバリーをすることや、プライベートが疎かになってしまうことがありました。
この記事を読むあなたには、同じミスをしないように、副業を始めるときにはここも押えておいて欲しいなと思います。
③自分が今できることを書き出す
本業やこれまでの経験の中で、自分がやってきたことを書き出して、体系的に整理してみましょう。
「自分はここまでであれば、理解をして実行することができる」というのがわかると、
どのくらいの仕事量、知識量が自分にとって無理なくできるかが見えてきます。
副業をすることで、成長をしたいと考えるのであれば、
本業に影響が出ないように、少し余裕を持たせながら、新たなことに挑戦していくということも可能になります。
自分の場合は、本業で営業職をしていたため、下記のような形で今自分ができることを整理していました。
- アプローチリストの作成
- アプローチリストからのアポイント獲得と商談化
- 商談を受注に向けて進めるための顧客情報の確認と提案資料の作成
- 案件の進捗管理
そのため、企業の業務委託として副業を始めたときには、
下記のようなことに取り組むことで、自分のスキルアップとリソースの調整をしていました。
- ターゲット選定とアプローチシナリオの構築
- 案件獲得のためのパートナー開拓(アポイント獲得までの流れをパートナーに進めてもらうことで省力化)
- 受注に向けた活動は別の担当者へ任せる(リソース調整の観点)
- 案件の進捗管理
- 受注後のオンボーディング(オンボーディング以降のカスタマーサクセスは別の担当者へ任せる)
3. 自分に合った副業を選択する3つの方法

世の中にはたくさんの副業があるので、自分に合う副業が何か探すのは難しいです。
1つの正解を見つけ出すというよりは、2つの軸を比べてどちらの方が向いていそうかなと、
少しずつ絞り込んでいくことをおススメします。
実際にどのように進めていけば良いのかを説明します。
①どんな種類の副業があるのかを知る
具体的に副業としてどんなものがあるのかは他サイトでの紹介がたくさんあるので、
ここでは、副業を選ぶ際の2つの切り口をお伝えできればと思います。
- フロー型
- ストック型
フロー型とは、時間単価で稼ぐ副業や成果報酬型で稼ぐ副業のことを言います。
具体的には、アルバイトのように企業と業務委託契約を結ぶものや
Uber Eatsのように運んだ件数に応じてお金がもらえるものを指します。
フロー型のメリットは、すぐにお金が得られることで、
逆にデメリットとしては、自分が働かないとお金を得ることができなくなることが挙げられます。
ストック型とは、何かしらのコンテンツを通じて稼ぐ副業のことを言います。
具体的には、ブログ運営やYoutube運営など、コンテンツを蓄積していくことによる
広告収入のような形でお金を得るものを指します。
ストック型のメリットは、コンテンツを蓄積していくことで、自分が働かなくてもお金を稼げる状態になれること、
逆にデメリットとしては、最初のうちはなかなかお金を稼ぐのが難しいことが挙げられます。
自分では、どちらのタイプの副業が合っているか、副業に取り組む目的に応じて、
適切に副業を選択していくことをおススメします。
自分の場合は、副業をする目的がスキルアップだったため、
スタートアップ企業と業務委託契約をすることで、キャリアとしても新たな経験を積む機会を得ることができました。
②それぞれの副業の時間の使い方の特徴を把握する
時間の使い方としては、主に2つのパターンがあると思います。
- まとまった時間が必要となる
- スキマ時間を活用することができる
選択しようとしている副業がどんな時間の使い方をすることができるのか、
また、自分が確保できる時間はまとまっているのか、スキマ時間を活用した方が良いのかを判断して、
副業を選ぶようにしましょう。
自分の場合は、まとまった時間を取るのは、始業前の朝か本業後の夜だったため、
朝と夜に日中に動いたタスクを確認し、処理を進めること、
日中のスキマ時間を活用して、電話等のリアルタイム性が必要な対応をするようにしていました。
③本業との兼ね合いを検討する
本業の知識やスキルを活かして副業をするのか、副業を通じてスキルの幅を広げるのかを検討しましょう。
本業の知識やスキルを活かすことは、副業での立ち上がりをスムーズにすることにつながります。
副業と両立していくという観点では、副業は始めたときに一番負荷が大きいので、
本業のスキルを活かせるというのは、立ち上がりの負荷を減らし、両立しやすい状態になります。
しかし、副業でスキルアップを図りたいという場合には、
始めるときの負荷が大きくなりやすいため、リソースに余裕をもった状態で
副業を始めることをおススメします。
自分の場合は、本業のスキルを活かせるような案件を探して企業へ応募をしたため、
本業との両立を図りながらスタートしていくことができました。
また、本業はリモートワークができる環境だったため、副業もリモートワーク可能な案件にすることで、
移動時間なく効率的に時間を使うことができるようにしました。
4. 限られた時間を効率的に使えるようにするおススメ行動3選

誰しも1日は24時間です。
この24時間を「少ない・多い」どちらと感じるかは人それぞれですが、
時間を上手く使うことによって、有意義な1日を過ごすことができます。
どのようにして、副業の時間を作り出すのか、作り出した時間をどう過ごすのが良いか、
自分の実体験を踏まえて、おススメのランキング順でご紹介します。
①何気なくSNSを見る時間やスマホゲームをする時間をなくす
なにもないのに、なんとなくスマホを開いてしまう。そんなことありませんか?
自分は、ヒマな時間があれば、とりあえずスマホを開き、YoutubeやSNSを見て、スマホゲームをしていました。
SNSを見ることで、良さそうな情報を見つけては、「いいね」や「ブックマーク」をして、
その情報を振り返ることも、行動することもせずに、ただ画面をスクロールするだけ。
実際、自分は1日のスケジュールを書き出す中で、生活に必要な行動だけ抜き出してみると、
余白の時間が約3~4時間程度ありました。
この時間のうち、少なくとも1~2時間はSNSなどに充てていたと思うと、
副業をするという意志決定をしたことで、随分と時間の使い方が変わったなと思います。
②考えたことはメモを残しておく
時間が余っていると、何か頭を働かせようと考えごとをする人もいるかなと思います。
そんなときに、何度も同じことを考えるようなことがあれば、
せっかく新しいことを考えようとしても、ずっと同じことが頭の中で巡り巡って、
前に進めない状態になってしまいます。
自分の場合、「将来どうなりたいのだろうか?」「どこに住んで、どんなキャリアを歩みたいだろうか?」と
頭を悩ませる時間はありましたが、何度も同じことを考えていることに気が付きました。
そして、考えたことを整理できなくとも、一旦Notionに書き出してみようと思ったのです。
自分はメモや情報の整理にNotionを使っているのですが、
Notionに書き出すことによって、「これとこれはまとめた方がいいな」「これとこれは別だな」と
思考を整理していきました。
そうすることで、何度も同じことを考えずとも、
「このことはここにまとめてある。だから、これまで考えられていなかったことについて考えよう」と
時間を有効に活用していくことができるようになりました。
何かに迷っているときは、同じことを繰り返し、脳内で考えがちです。
そのため、考えたことをすぐに書き出し、整理することによって、
素早く前に進んでいけるように脳内をスッキリさせることをおススメします。
③食事の作り置きをする
時間を作り出すためのおススメ行動の3つ目は、「食事の作り置き」です。
これは、まさに自分がやってみてとても良いと感じた時間を生み出す方法になります。
毎日、買い物に行き、食事を作り、調理器具の洗い物をするのは大変じゃないですか?
さらに3食だとすると、これだけで2~3時間くらいは平気で使ってしまうと思います。
そのため、自分は休日に約半日かけて、平日の作り置きをするということをしています。
そうすることで、平日は電子レンジで温めればすぐに食事ができる状態になり、
調理器具も平日は洗わないで済むようになります。
この空いた時間を副業に充てることで、平日でも副業をする時間を作り出していました。
5. 実際の自分の1日(平日・休日)のスケジュールを公開

副業をしていた頃の平日と休日の1日のスケジュールをお見せします。
毎日同じ時間で生活するのが難しい場合もあると思うので、
微調整しながら自分に合ったルーティンを作っていくのが良いと思います。
7時~7時30分:起床
~8時:朝ごはん
8時~9時:副業
9時~12時:本業(リモートワーク)
12時~12時30分:昼ごはん
12時30分~13時:副業
13時~19時:本業(残業1時間)
19時~20時:副業
21時~21時30分:夜ごはん
~22時30分:食器洗い+お風呂+寝る準備
22時30分~24時:副業
24時:就寝
日によっては、残業が長引いたり、朝少し早く起きたりなどの誤差はありますが、
おおまかな流れは以上のような形です。
平日は1日4時間の副業時間を作り出していましたが、
業務委託の契約では、平日は1日3時間計算での契約にすることで余裕を持たせていました。
7時30分~8時:起床
8時~10時:副業、洗濯物
10時~11時:買い物
11時~12時:昼食づくり
12時~12時30分:昼ごはん
12時30分~13時:食事の片づけ
13時~15時:副業
15時~19時:作り置きしながら、妻と映画を見る
19時~19時30分:夜ごはん
19時30分~20時:食事の片付け
20時~22時:副業
22時~22時30分:お風呂
22時30分~24時:副業もしくは自由時間
このスケジュールでは、約7時間くらいが副業に充てられる時間としていますが、
実際には、契約としては土日どちらかで5時間働けば十分にしてあるため、
平日できなかった分を土日でリカバリーをしたり、
副業の息抜きとして部屋の掃除をしたりするなどして、
気分転換しながら副業を進めていました。
週20時間の契約だったので、平日である程度働けば、
休日の2日間のうち、どちらか1日は終日、友人や妻との時間にするなど、
プライベートも充実しながら過ごしていました。
ちなみに自分は、日常の中で運動習慣が全然なかったので、
健康にも気を遣っていかなくちゃいけないなぁと反省しています。
6. 最後に
副業と本業を両立させるためのポイントをまとめると
- 今の時間の使い方やスキルを把握し、自分のキャパシティを把握する
- 副業の種類や特徴を把握して、自分に合った副業を選択する
- SNSや同じことを考える時間など、生産性の低い時間をなくし、限られた時間を効率的に使う工夫をする
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、
これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。

またこのブログでは、他にも副業について記事を執筆していますので、ぜひ併せてご覧ください。