この記事では、
- 「営業に配属されたけど、全然売れなくてつらい」
- 「勉強してるけど、なぜか売れるようにならない」
という方に向けて、
- 営業1年目がやること
- 営業1年目が知っておいた方がいいこと
について、自分も同じように挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 営業1年目で売れないと悩んだらやること

自分も新卒1年目で営業をしていました。
新卒2年目からは社長に抜擢され、新サービスの営業立ち上げ、
3年目からはアライアンスと新規事業を行っています。
営業のやり方を知ることは、キャリアの選択肢を広げることにもつながると感じています。
挫折をして、営業が嫌いにならないように、「これだけやっておけ!」というポイントを
3つにまとめましたので、ぜひやってみてください。
①売れている営業の真似をする
社内で売れている営業が誰なのかを把握しましょう。
担当しているサービスや市場の影響などの外部要因により、なかなか業績が芳しくない人でも、
良い営業の人はいるので、上司や先輩にどの人が良い営業だと思うか聞いてみましょう。
良い営業、売れている営業の人がわかったら、徹底的にパクりましょう。
どんな部分をパクるのかについては、以下に記載します。
- 朝の起きる時間
- 出勤時間
- 通勤時間にやっていること
- 出勤したら、最初にやっていること
- お客様に対するメールの文章
- お客様に対する電話の仕方
- 資料の作り方
- 提案の話し方・使う言葉
- 服装・髪型
- 歩き方
- 持ち物
- ランチの時間
- 社内でよく話している人
- 退勤時間
- 退勤後にやっていること
ここまで見て、「え。ストーカーじゃん」と思われた方もいるかもしれませんが、
売れている営業は、すべての行動が何かしら営業に意味があるのではないかと考えることが大切です。
記載した内容が、以下のような意味合いを持っているとしたら、どうでしょうか?
- 朝は早起きすることで、頭が活発に働く状態で仕事に向かっている
- 通勤時間はニュースやお客様の情報、競合の情報を調べることで、提案のネタを探している
- 業務を効率的に進めるために、勤務開始時にタスクの整理をしている
- お客様と信頼関係を構築できるような文章の書き方や話し方をしている
- 清潔感を感じさせる服装や髪型にしている
- 誠実そうな姿勢や歩き方をしている
- 社内で重要な人物と会話をして、お客様の要望を社内調整できるようにしている
- 退勤後にはジムで鍛えることで、仕事で最大限のパフォーマンスを発揮できるように、健康を保っている
こうしてみると、その人がなぜ売れているのかが見えてくると思います。
これらに関して、1年目の営業が意識して必要な行動をするのは難しいと思います。
そのため、徹底的にパクることで、自然と必要な行動が身につくようにすることをおすすめします。
②上司や先輩からフィードバックをもらう
1年目で右も左も分からない中、1人で考えるのは効率が良くありません。
営業については、上司や先輩の方が詳しいので、アドバイスをもらいましょう。
相談するのは恥ずかしいという考えは捨てて、真面目にフィードバックをもらって、
自身の営業活動の改善に活かすことが売れるための近道です。
では、どのくらいフィードバックをもらえばいいのか?と言うと、
毎回の商談で、フィードバックをもらうくらいで良いと思います。
もちろん、次の商談では、前回もらったフィードバックをしっかりと反映できるようにした形で商談に臨むことで、
早いスピードで成長していくことができます。
フィードバックをもらうという行動は、失うものはなく、得るものしかないと考えましょう。
③仮説検証を繰り返す
売れている人の行動や上司、先輩からのフィードバックをもとに、
「次はこうしてみて上手くいくか試してみよう」と試行錯誤していくことが重要です。
「あの人がこうしてるから、こうしたら上手くいくんじゃないか」という仮説を立てて、
行動することで、「どうしたら上手くいくのか」がだんだんと見えてくるようになります。
2. 営業1年目で売れないときに知っておきたいこと

売れる営業になるための行動はお伝えしてきましたが、
売れないと悩んでいるときに知っておいた方が良いことがあるので、お伝えします。
①まずは質より量が大事
売れるようになるための行動でお伝えしたように、毎回の商談でフィードバックをもらうようにすることを考えると、
たった1回や2回の商談でもらったフィードバックをずっと考えるよりも、100回商談をして、
100回分のフィードバックをもらった方が質が高まっているのは明白です。
また、商談数が少ないと、営業としての引き出しが増えないので、
偏ったパターンにしか対応できない営業になってしまいます。
多くの商談を経験することによって、「このときはこのように対応すれば良い」という引き出しも増えてきます。
②オリジナルにこだわらない
守破離とは、以下のことを指します。
KEARNEY. “飛躍的成長につながる”守破離”の実践”. Kearney流仕事術. https://www.jp.kearney.com/%E9%A3%9B%E8%BA%8D%E7%9A%84%E6%88%90%E9%95%B7%E3%81%AB%E7%B9%8B%E3%81%8C%E3%82%8B-%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2-%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%B7%B5
- 守:師や流派の教え・型・技を忠実に守り、身に付ける段階
- 破:他の師や流派の教えも研究し、良いものを取り入れ、型・技を発展させる段階
- 離:身に付けた型・流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
こちらにもあるように、まずは教えや型を忠実に守ることで、基礎を身につけることが重要です。
いきなりオリジナルを生み出そうとしても、基礎ができていないと、なかなか成果は上がりません。
営業でしっかりと成果を上げられるようになってから、次のステップに進みましょう。
③最初から上手くいく人はひと握り
自分はなんでもできると思い込むと、できなかったときに苦しくなったり、
周りのアドバイスに耳を傾けなくなってしまうことがあります。
誰しも最初はなにもわからないところからスタートしています。
最初から上手くいく人は少数のため、自分がいきなり上手くいくと過信しないようにしましょう。
「自分はできる」という過信をしないようにしつつ、
「自分なら困難も乗り越えていける」という前向きな気持ちは
ひたむきな努力や粘り強さにもつながってくるため、とても良いスタンスです。
今は上手くいっていないとしても、正しく継続をしていければ、いつか成果は出てくると思うので、
前向きな気持ちで頑張っていきましょう。
3. 最後に
営業1年目で売れないと悩んだらやることをまとめると
- 売れてる営業の真似をする
- 上司や先輩からフィードバックをもらう
- 仮説検証を繰り返す
となります。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
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